
この記事をまとめると
■トーヨータイヤのSUV向けモデル「オープンカントリー」が話題に
■ちょいゴツなデザインとオン・オフ両対応の性能がアウトドア派に支持されている
■復刻モデルや左右非対称デザインの工夫も人気を後押しし「オプカン女子」が増加中
そもそも「オプカン」ってナニ?
メガネ女子やサブカル女子、CARトップ本誌で連載中の「MT女子」など、「◯◯女子」という言葉はどんどん増えている感がありますが、最近クルマ業界で注目されている◯◯女子のひとつが「オプカン女子」です。
オプカン? なんだそりゃ、という人もいるかもしれませんが、街なかでホワイトレターが入ったゴツめのタイヤを履いているSUVを見かけたことはありませんか? じつはそれこそが、一気にトレンドの仲間入りをしている新たなジャンルのタイヤ「オープンカントリー」。1983年に日本で誕生した、トーヨータイヤでもっとも長い歴史をもつSUVタイヤブランドです。
オープンカントリーというブランド名には、オンロードとオフロード双方の走行性能を両立する商品として、「心の垣根をとき放ち、自由な大地に飛び出していく」スピリットが込められているそう。
1983年の時点では日本にSUVブームはやってきていませんでしたが、すでに北米ではピックアップトラックやSUVが普及しており、このオープンカントリーはあっという間に人気者に。さらに、世界有数の過酷なモータースポーツである「パリダカールラリー」(現ダカールラリー)や「バハ1000」などオフロードの国際レースに参戦し、そこで得た知見を技術開発にフィードバックしながら進化を遂げてきたタイヤでもあります。
とはいえ、オンロード性能もしっかりと確保されているので、タイヤの見た目は本格的なオフロードタイヤほど大きなブロックがゴツゴツとしているわけではなく、「ちょいゴツ」程度のちょうどいいワイルドさ。ホワイトレターが少しレトロ感やアウトドアギアのようなテイストを高めており、SUVの足もとに履かせるとあら不思議、ガラリとイマっぽくオシャレに変身するのです。