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軽自動車は日本独自のクルマ……ってわけでもない! 探せばあった「輸入車なのに黄色ナンバー」のクルマたち (2/2ページ)

軽自動車は日本独自のクルマ……ってわけでもない! 探せばあった「輸入車なのに黄色ナンバー」のクルマたち

この記事をまとめると

■軽自動車は日本における独自規格の車両だ

■輸入車のなかにも一部モデルが軽自動車として登録可能だ

■軽サイズに収まる旧車もあるが製造年時の法規で登録となるので合致しない場合もある

輸入車から軽自動車を探せ!

 軽自動車という日本独自の規格がある。アメリカからは、「ジャパンの自動車マーケットに参入する際の“非関税障壁”になっている」といった指摘を受けることもあるようだが、たしかに本邦においては新車販売のおおよそ4割が軽自動車であり、日本で自動車ビジネスをする上では重要なカテゴリーであり、日本の自動車メーカーの独壇場となっている。

 最近ではそうした状況に対して、中国系メーカーとしてリーズナブルなEVを投入しているBYDが、「日本専用にEV軽自動車を開発、2026年頃に市場投入」といったアナウンスをして日本市場を驚かせた。ユーザーの多くは、「ついに日本独自の軽自動車にも黒船到来だ」と色めき立っているようだ。

 とはいえ、もっとも自動車ファンであれば、輸入車の軽自動車がこれまでも存在していたことはご存じだろう。

 現時点で、販売されているのがケータハムの「スーパーセブン600」と「セブン170」の2台。いずれも800万円を超える価格だが、85馬力までチューンアップしたスズキの3気筒ターボエンジンを積んだ、れっきとした軽自動車だ。

 スズキの軽自動車用エンジンを調達して載せていることから、商品企画として軽自動車枠に収めることを前提に開発されたモデルであることは明らかだ。それでいて、国内メーカーにおける軽自動車の最高出力自主規制である64馬力を悠々と超えているのは輸入車だからこそといえるだろう。

 その意味では、BYDが日本向けに開発しているという軽EVも64馬力(47kW)の最高出力に縛られないモーターを搭載してくる可能性もありそうだ。

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