この記事をまとめると
■オービスの事前告知は義務ではなく設置されない例もある
■取り締まり場所は警察HPやSNSで公表されるケースも多い
■当然ながら交通ルールを守っていればオービスに怯える必要はない
オービスがあるのを予告している理由とは?
速度超過を自動で取り締まるオービスは、クルマを運転している人が恐れる(?)存在ですが、じつは事前に取り締まり装置があることを看板で告知しています。では、なぜ事前にオービスがあることを告知しているのでしょうか。
オービスの看板(「自動速度取締機設置路線」の看板)が設置されている理由は、撮影される人の肖像権にかかわるためだといわれています。
しかし、オービスのなかには、取り締まり装置があることを事前に知らせる看板が立てられていない場所があります。また、神出鬼没の移動式オービスの場合、取り締まりしている旨を示す看板を立てていないケースも珍しくありません。
ということは、オービスがあることを示す看板を設置する必要はないということなのでしょうか。
じつは、オービスがあることを示す看板の設置は義務ではありません。そのため、オービスがあることを示す看板がなくても問題はないのです。
一般的に、無断で人などを撮影するのは禁止されていますが、犯罪などの証拠を撮っておくために緊急を要する場合は撮影しても問題ないとされています。
オービスは、速度超過をしている証拠を撮影する装置です。つまり、交通違反をしている動かぬ証拠を残しておくために必要だということになります。
このようなことから、オービスがあることを示す事前の看板は、あってもなくてもよいということです。
取り締まりを実施している場所は警察のホームページ等で公表している
速度超過を自動で取り締まるオービスのほかにも、街なかではパトカーや白バイがスピード違反などの交通違反の取り締まりを実施しています。
このような取り締まりは、各都道府県警察のホームページやSNSなどで公開していることがあります。たとえば、神奈川県警では、速度超過の取り締まりや重点交差点関連違反取り締まり場所をホームページで確認することができます。
交通違反で取り締まられないようにするためにも、各都道府県警察が公開している取り締まり情報を見ておくとよいでしょう。
警察が取り締まりをしていなくてもルールを守って運転することが大切
オービスやパトカー・白バイは、運転しているときに「撮影されないように」「取り締まられないように」と意識してしまう存在です。
自動取締装置や警察に取り締まられないよう、運転中に周囲に目を光らせておくことも重要ですが、そもそもルールにのっとって運転していれば、取り締まりに怯えることはありません。
自動取り締まり装置やパトカー・白バイに怯えることがないようにするためにも、日ごろから交通ルールを守って運転するようにしましょう。