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最近あまり話題にならないけど「自動運転」っていまどうなってていつ頃実現される? 自動運転の現在地 (1/2ページ)

最近あまり話題にならないけど「自動運転」っていまどうなってていつ頃実現される? 自動運転の現在地

この記事をまとめると

■全国各地で実証実験が行われている自動運転だが多くのユーザーにとってはピンとこない

■日本ではオーナーカーの自動運転はひとまずADASの発展系を目指している

■自動運転でもっとも重要なのは「自動運転は本当に必要か?」を考えることだ

日本の自動運転技術の現在地

「まあ、いまでもたまにはニュースとかで見るけど、結局どうなの自動運転」。

 一時は、テレビやネットのニュースで特集されることが多かった自動運転。確かに、全国各地で長期の実証実験が行われ、また一部では実用化されているのだが、多くユーザーにとって「ピンとこない」。そんな感じが、日本での自動運転の実状だろう。

 そもそも、日本で自動運転に注目が集まったのは2010年代中頃。アメリカを中心として、自動運転の実用化に向けた研究開発が加速したことを受けて、日本では国家プロジェクトである「戦略的イノベーション創造プログラム(通称:SIP)」のひとつとして、自動運転を産学官連携で取り組む活動が始まった。

 筆者は、全国各地でSIPの各種活動の現場を数多く取材してきた。また、欧米、東南アジア、韓国、そして中国などで自動車メーカー、ITメーカー、行政機関などが行う自動運転実証についても現地現物で肌感覚で接してきた。

 直近では、過去1〜2年で自動運転に関する業界図式がだいぶ変わったという印象をもっている。

 キッカケは、AIを活用したロボットタクシーだ。グーグル(親会社がアルファベット)から独立したウェイモが巨額の開発費用をかけて、この分野の主導権を一気に奪った印象がある。

 一方で、中国では政府主導で独自路線を敷いて、完全自動運転の実用化を急いでいる状況だ。

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