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GoogleのストビューもSNSもオフ会見学も危ない!! 愛車を盗難リスクを高めるポイント (1/2ページ)

GoogleのストビューもSNSもオフ会見学も危ない!! 愛車を盗難リスクを高めるポイント

この記事をまとめると

■クルマの盗難は直近だと年間6000〜8000件以上発生している

■人目のない月極駐車場などは狙われやすい

■SNSやGoogleのストリートビューなどインターネット上にもリスクが潜む

盗難リスクを下げるために必要なこと

 警察庁が公表したデータによると、2024年の車両盗難件数は前年比15%増となる約8400件とされています。単純計算で1日に約23台が盗まれていることになるのです。ちなみに、ピーク時の2003年には約6万4000件であったことから、近年はあきらかに減少しているものの、それでも2023年の約6000件と比較して増加傾向にあります。

 そもそも、大切な愛車が盗難される場所はどこが多いのか、あるいは普段から気をつけるべきことについてもまとめてみました。

●青空駐車(とくに自宅から離れた月極駐車場など)

 自宅から少し離れた月極駐車場は、用がなければ出入りしないだけに、どうしても人通りが少なくなりがちです。とくに夜間は危険です。警察庁が2023年に公表したデータによると、盗難のうちの約3割が自宅以外の駐車場で起こっています。周囲に住宅があったとしても、契約者でもない限り月極駐車場に停めてあるクルマに意識を向ける人はほぼいません。つまり、「ほとんど丸腰」の状態です。夜間や深夜であれば、なおさらそうなります。

 ボディカバー&ハンドルロック&ホイールロック&盗難防止装置を取り付けていたとしても、盗られるときは盗られてしまいます。夜も眠れないほど心配であれば、思い切って駐車場を変えることも視野に入れてみてください。

●自宅駐車場でも安全とはいえない

 では、自宅の敷地内に止めていれば安心か? というと、必ずしもそうとは限りません。警察庁が2023年に公表したデータによると、盗難のうちの4割が自宅駐車場で起こっています。じつは駐車場よりも数値上のリスクは高いのです。道路に面した駐車場で柵や門扉などの「ワンクッション」がなく、エンジンを始動すればすぐに路上に出られるような環境であれば注意が必要です。また、青空駐車と同様に夜間はとくに注意が必要です。

 もし可能であれば、足車や家族用のクルマを前に置き、趣味車である愛車をその後ろに。つまり、「縦列駐車」にすることで盗難のリスクをある程度、回避できます。ただし、足車や家族用のクルマで出掛けている隙を狙って盗難されるリスクもあるので、不在時であっても常に「壁となるクルマや障害物を置いておく」必要があります。

●理想は屋根付きのガレージかタワー式の立体駐車場だが……

 少しでも盗難のリスクや不安から開放され、なおかつ雨風から大切な愛車を守るとしたら、理想は屋根付きのガレージかタワー式の立体駐車場です。

 とはいえ、さまざまな理由で「理想的なのは重々承知している」けれど、いずれも断念(あるいはなんらかの妥協)をしているのではないかと推察します。

 そこで、最近増えつつあるガレージハウスを借りる(あるいは転居する)という方法もありますが、その多くは家賃が10万円以上であるため、毎月それなりの出費が伴います。限られた予算と条件のなかで少しでも盗難のリスクを減らすとしたら、身内や友人・知人など、あらゆるツテを総動員して安全な保管場所の確保が急務です。

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