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トラックドライバーは怖い人……は思い込み? 物流倉庫の営業マンに印象を聞いてみた (2/2ページ)

トラックドライバーは怖い人……は思い込み? 物流倉庫の営業マンに印象を聞いてみた

この記事をまとめると

■小規模物流倉庫ではドライバーと倉庫スタッフが談笑する光景が日常的に見られる

■ ドライバーたちは趣味の話から地元グルメの情報まで気軽に世間話を楽しんでいる

■「怖い」というイメージとは正反対にドライバーは常識的で礼儀正しい人がほとんどだ

中小物流倉庫でのドライバーと倉庫スタッフの温かい関係

 一般的に物流倉庫と聞くと、何台ものトラックが出入りし、ひたすら荷物が移動している光景を思い浮かべる人が多いだろう。実際にはそこにはトラックドライバーだけでなく、倉庫を運営するスタッフや倉庫を利用する顧客など、多くの人が出入りしている。

 しかし、外から見ているだけではどのような人間関係で成り立っているのかを知るのは難しい。筆者はかつて巨大な物流センターで働いた経験があるが、毎日何百台ものトラックが出入りするだけあって、業務は非常にシステマチックに進められていた。

 ただ、今回はそうした巨大な物流センターではなく、中小規模の物流倉庫にやってくるトラックドライバーと倉庫スタッフとの関係に注目してみたい。その理由は、ある倉庫でドライバーとスタッフが和気あいあいと談笑している姿がとても印象的だったからだ。「トラックドライバーは怖い」という一般的なイメージとはかけ離れた、物流倉庫で憩う人々の姿を紹介していこう。

小規模の物流倉庫ならではの和やかなムード

 今回の舞台は小規模な物流倉庫の駐車場だ。といっても、4トントラックが4台ほど停められる程度の広さである。その一角でトラックドライバーと倉庫スタッフが談笑している光景を目にし、筆者は驚いた。なぜなら、トラックドライバーが仕事の途中ににこやかに会話している姿を想像したことがなかったからだ。しかし、実際はそうではなかった。

 話を聞いたのが、街なかに溶け込む小規模な物流倉庫ということもあるのだろう、とにかく和やかな雰囲気が漂っていた。そこには荒々しいトラックドライバーの姿もなければ、横柄なフォークマンの姿もなかった。

 近年はインターネットを通じて情報が簡単に手に入る一方で、その内容が偏ってしまうことも多い。その影響から、トラックドライバーは怖い、フォークマンとは仲が悪い──と思い込んでいたのかもしれない。だが、実際の現場はまったく逆であった。

「大きな物流センターって、荷物が運び込まれたらすぐに出発していくのが普通ですよね。でも、うちのような小規模物流倉庫では、業務の合間に休憩していくドライバーさんもいれば、何気ない世間話をしていく人もいます。そういう意味では、ドライバーさんとのコミュニケーションは活発なほうだと思いますね」

 そう話してくれたのは、川崎市で50年以上の歴史を持つ物流倉庫会社”ロジ・テック トーシン”営業の西谷さんだ。さらに、トラックドライバーと物流倉庫の関係について詳しく聞いてみた。

「いろいろな方が出入りしますが、長距離ドライバーさんは荷物を降ろしたら帰るだけ、というケースがほとんどです。ただ、それだけでなく、荷物運びを手伝ってくれる人もいれば、ちょっとした合間に家族や地元の話をしていく人もいますね」

「また、うちはすぐ隣が大手ディスカウント店なので、荷物を積み込んだあとに休憩していく人や、買い物に行く間、トラックを停めさせてほしいという人もいて、うまく倉庫を活用している印象です」

「4トントラックでも路上駐車すれば1車線をふさいでしまう。一般ドライバーからすれば、短時間でも迷惑に感じるものですよね。だからこそ、物流倉庫にひと言断って一時的に停められるのは、ドライバーさんにとって安心なんです。こうした関係性は、小規模物流倉庫ならではだと思います」

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