
この記事をまとめると
■アメリカのビルダー「リング・ブラザース」がアストンマーティンDBSをレストモッド
■製作には1万2000時間以上かけられ足まわりからパワーユニットまで作り替えられている
■マシンの随所にメーカーやジェームズ・ボンドへの敬意が示されている
アメリカの凄腕ビルダーが名車をレストモッド
英国趣味ムンムンのアストンマーチンDBSを、ゴリゴリのマッスルカービルダーがレストモッドして超絶カッコいいマシンが仕上がりました。その名も「オクタヴィア」は、なんと007映画「オクトパシー」へのオマージュだとか。製作に1万2000時間が費やされたオクタヴィアは、突然変異したマスタングみたいなわりに007へのオマージュが込められたカッコよくも奇妙な1台です。
製作したのは、アメリカのマッスルカーシーンでは知らぬ者がいないといわれるリング・ブラザース。世界最大級のカスタムカーフェス、SEMAショーで数々の栄誉に輝き、彼らの最新作は世界中のビリオネアが狙っているのだとか。これまでも、1948年のシボレーロードマスターや1961年のロールスロイス・シルバークラウドといったアイコニックなモデルを独自の解釈でレストモッドするなど、ある意味で自由奔放なビルダーといえるでしょう。
そんなリング兄弟が選んだ新作は、アストンマーチンDBS。1967年に発売されたスポーツカーで、歴代モデル同様に007ムービー(女王陛下の007/ダイヤモンドは永遠に)にも登場。デビッド・ブラウンの頭文字としてDBが使われた最後のモデルとしても有名です。発売当初は4リッターの直6エンジン(DB6と同系統)を搭載していましたが、本命は1969年に登場した5.3リッターV8モデル。また、1973年には軽くチューンアップがなされたヴァンテージが限定70台で登場しています。
いずれのモデルもウィリアム・タウンズがデザインした流麗なアルミボディをまとい、ボラーニのスポークホイールを履きこなすという、旧きよき英国趣味のアイコンかのようなクルマ。ですが、これをアメリカはウィスコンシンのヤンキーがカスタムしてカーボン製のマッスルボディとなり、同じV8でもスーパーチャージャー付きの800馬力という型破りなマシンに変貌しちゃったわけです。