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「洗車機はキズがつくからな〜」っていつの時代の話? 注意点さえ押さえればイマドキの洗車機は新車に使ってもOKだった (1/2ページ)

「洗車機はキズがつくからな〜」っていつの時代の話? 注意点さえ押さえればイマドキの洗車機は新車に使ってもOKだった

この記事をまとめると

■最新の洗車機であればそれほど洗車キズの心配をする必要はない

■洗車機を使用するにしてもクルマの汚れがひどい場合は予備洗いが鉄則だ

■それでも目立つキズを付けたくないというなら洗車機は避けることを推奨したい

柔らかい布やスポンジ製ブラシを使用する最新の洗車機

 今年の夏、海へ、山へ、湖へと走り、大活躍してくれたであろう愛車は、ボディの汚れも蓄積されているはず。そこで、夏の終わりには愛車のケア、つまり洗車は欠かせない。ただし、自宅で手洗いできる人は限られ、多くの人はガソリンスタンドや洗車場の洗車機を利用することになる。そこで気になるのが、「洗車機ってクルマにキズを付けてしまうのでは?」という疑問だ。とくに新車であれば、その心配はさらに強くなる。

 が、いまならそれほど心配することはない。かつての旧式洗車機のブラシはナイロンなどを使っていたため、ごく浅い擦りキズが付いたりしたものだ。ところが、最新の洗車機は柔らかい布やスポンジ製のブラシが使われている。洗車機メーカーも、「洗車機で洗ったらボディに擦りキズが付いた」なんていうクレームが起きないような洗車機を開発しているはずだ。

 最新の洗車機はクルマのボディ形状、付属品を読み取る高度なセンサーが組み込まれ、自動洗浄機能が付いていたりと、ボディに優しい機能が盛り込まれているのだ。洗車をスタートする画面に、付属品の有無(リヤワイパー、エアロパーツ、キャリアなど)が表示されているのはそのためで、そこをしっかり押さえておけば、それほど心配しなくていい。

 ただし、「それほど心配しなくていい」という暖味な表現を使ったのは、クルマを洗うとなれば手洗いだろうと洗車機だろうと、ボディを擦る以上、キズがまったく付かないことはないということ。とくに旧車は、そもそも塗装面が痛んでいて、再塗装車の場合は新車塗装とは異なる塗装のため、いわゆる磨きキズが入りやすくなってしまう。

 また、厳密にいえば、クルマを走らせているだけで、高速走行時にクルマに当たる走行風に含まれるホコリ、砂などによって微細なキズは付くものと思っていい(コーティングによってそれが軽減される)。それが目立つか目立たないかということだ。ちなみに磨きキズが目立ちやすいのは、黒、紺などの濃色のボディカラーであることも覚えておきたい。

 そして、洗う前のクルマのコンディションも、洗車、洗車機によるキズ付きの原因になる。砂汚れ、黄砂まみれのボディをそのまま洗車する、洗車機に入れる……では、洗車スポンジ、洗車ブラシがいかに柔らかくても、ボディに乗った粒子との摩擦でキズを付けることになる。

 ドロドロ、黄砂まみれのクルマを洗った洗車機の直後に洗うと、やはりそうした心配がある。

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