WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

「サスが抜けてる」「USBポートがない」「道に不慣れ」ぐらいはなんとも思わん! そんな昭和生まれのおっさんでも許せないハズレタクシーとは? (2/2ページ)

「サスが抜けてる」「USBポートがない」「道に不慣れ」ぐらいはなんとも思わん! そんな昭和生まれのおっさんでも許せないハズレタクシーとは?

この記事をまとめると

■最近は人手不足もあってなかなかタクシーが捕まらない

■装備面などで多少の不満が出ても大体は我慢できる人が多い

■ハズレと呼ばれるタクシーはドライバーに起因するケースが目立つ

たまにいる許せないタクシードライバーたち

 いわゆるエビデンス的なものはとくに用意していないが、ここ最近はタクシー運転手さんの数が不足しているせいなのか、あるいは既得権益者による強固な岩盤規制の影響か、街なかでタクシーを捕まえるのが難しくなっているような気がする。

 以前は「個人タクシーは横柄な運転手さんが多いからイヤ。法人系でもクラウンコンフォートはサスが終わってる車両も多いのでキライ。狙いはジャパンタクシーの一択で、できれば和(なごみ)ではなく、上級グレードである匠(たくみ)に乗りたい」などと、余裕をカマしながら選ぶこともできた。しかし昨今は、「やっと捕まえた1台になんとか乗せていただく」というような状況だ。

 そんななか、もちろん来た車両にはありがたく乗車させていただくわけだが、ときおり「せっかくつかまえたのに、ハズレだった……」と心のなかで思わざるを得ないタクシーも、一部に存在する。

 とはいえ、たとえば「シートヒーターがない」なんてのは割とどうでもいい話で、お尻の冷たさなど根性でガマンすればいいだけの話というか、昔のタクシーにはそんなモノ付いていなかったので、昭和生まれのおっさんとしてはまったく気にならない話である。

 同様に「後席にエアコン吹き出し口がない」「スマホの充電ケーブルがない」などの車両をハズレタクシーと呼ぶ層に対しては、「何をいってるんだ! ぜいたくは敵だぞ!」と説教をするつもりである。多少の暑さはガマンし、スマホの充電は己の責任で常に切らさないようにしておくのが男というものだ。いまどき男うんぬんといういい方がアレであるならば、「それが大人というものだ」といい換えてもいい。

 新人または新人に毛が生えたレベルゆえに、「不慣れなもので恐れ入りますが道順を教えていただけますでしょうか?」というドライバーさんに対して、以前は軽い苛立ちを覚えながら「なんでカネを払ったうえでワシがコドラ役をせねばならんのじゃ!」と心のなかでいいたくもなっていたが、最近はそういったドライバーさんに遭遇した記憶がない。たまたまかもしれないが、おそらくは各タクシー会社の新人導入研修にて、エリア内の地理と同時に、光の速さでカーナビ入力を行う秘術の教育も行っているのではないかと推測する。

 そのほか、冒頭付近で述べたクラウンコンフォートのなかでもとくに年代物だとサスが完全に終わっていて、まるで昭和のタクシーコントみたいに身体が揺れてしまうこともあって閉口するわけだが、そういった車両もいまどき少ないような気もする。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了