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家電メーカーが作るニュル最速の量産EVを間近で見られる! Xiaomi SU7 Ultraがついに日本初上陸 (2/2ページ)

家電メーカーが作るニュル最速の量産EVを間近で見られる! Xiaomi SU7 Ultraがついに日本初上陸

この記事をまとめると

■Xiaomi SU7 Ultraはニュルブルクリンク最速EVとして君臨する

■秋葉原で開催中のXiaomi EXPO 2025にてXiaomi SU7 Ultraを展示中だ

■販売などに関するアナウンスはなかったが実車は期間中誰でも見ることができる

ニュル最速のEVが日本初上陸!

 クルマ好き、とくに走りの面をこだわるユーザーにとって、「ニュル」の3文字を聞いてピンとこない人はいないだろう。

 ニュルとは、ドイツにあるニュルブルクリンクのことで、全長20kmを超える超ロングかつ高難易度な北コース(ノルトシュライフェ)と、約5kmほどのGPコースのふたつを有する世界一過酷とも呼ばれるサーキットだ。ちなみに、一般人もチケット(走行券)を買うことでマイカーやレンタカーなどで走行可能であり、その様子は動画配信サイトなどでも見ることができる。クルマ好きであれば、観光ついでに行くなんて人も多いようだ。

 そんなニュルブルクリンク(以下:ニュル)は、世界中の自動車メーカーが新車(プロトタイプ)のテストや、”最速タイム”を競って、マシンのポテンシャルを測るベンチマークテストの場としても広く利用されている。

 先日、惜しまれながらも18年による生産を終えた、日本が誇るスーパースポーツ、日産GT-Rがここでテストし、当時の量産車最速タイムである7分29秒03という大記録を2008年4月に記録。ポルシェが「本当にこんなタイムが出たのか!? ありえない」とイチャモン(!?)をつけたこともでも有名だ。

 また、ホンダ・シビックタイプRも、ニュル最速のFFという称号を賭け、ルノー・メガーヌR.S.シリーズや、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIシリーズと激戦を繰り広げている。

「ニュル最速」の称号は、自動車メーカーとエンジニアのまさに誇りなのだ。

 そんなニュル最速の称号は、「FR」や「FF」、「4WD」、そして「EV」と、カテゴリーごとに分けられるのが一般的。そしてこの度、日本に上陸したとあるモデルは、このうちの「EV」にカテゴライズされる注目の1台。

 それこそが、9月26日のXiaomi新製品発表会の場でアンベールされた、SU7 Ultraだ。ニュルにおいて「EV最速」を記録したこのマシンが叩き出したタイムは、脅威の7分4秒957! ちなみに、市販車最速はメルセデスAMG ONEが記録した6分29秒090、無差別に分類するとポルシェ919ハイブリッド Evoが記録した5分19秒546。2トン近いEVかつ市販車でこの記録、異次元の領域といえよう。

 7分4秒957というタイムだが、近いタイムのマシンではポルシェ911ターボSや、メルセデスAMG GT R Pro、ポルシェ718ケイマンGT4 RSあたり。この名だたるマシンと方を並べていることを知れば、いかにSU7 Ultraがハイパフォーマンスかがおわかりいただけるはずだ。

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