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「メンカク」「逆落とし」「ギョーヨコ」って何のこと? 隠れファンの多い警察が使う「隠語」をまとめてみた (2/2ページ)

「メンカク」「逆落とし」「ギョーヨコ」って何のこと? 隠れファンの多い警察が使う「隠語」をまとめてみた

この記事をまとめると

■警察が題材のドラマや小説の作品で専門用語や隠語が出てくる場面がある

■作品のおかげで一般人でも「PC」や「マルボウ」などの隠語を知っている人も多い

■知らなくて不都合はないが警察無線の横で知ってる顔をするのもいい気分かもしれない

無線の隠語はさまざまな意味があって使用されている

 警察を舞台にしたドラマや小説のなかで、専門用語や隠語が出てくる場面があります。そのおかげでしょうか、一般人でも「PC」といえばパトカー、「マルボウ」といえば暴力団を担当する部署など、ご存じの方も多いようです。そうした用語は警察の会話が外に漏れることを嫌って生まれたようですが、じつは交通取り締まりなどでも使われています。クルマ好きなら、そうした隠語を覚えておくのもいいかもしれません。

 そもそも警察官が無線交信で隠語を使うのは、会話を簡潔で短くして、他の無線局にかかる負担を最小限にするため。そして、近くの一般市民や拘束している被疑者などに交信内容がばれないようにするのが目的とされています。また、通話の形式を「至急、至急、エスツー(S2)願います」とか「シーゴウ(C号)照会願います」のように簡略化することで、聞き間違いや言い間違いの防止にもつなげているのだとか。

 ちなみに、「S2」は暴走族をあらわしており、「マルソウ(走)」の頭文字からエスを、2は照会依頼をあらわす数字。これが「S1」になると少年犯罪の履歴照会となるようですが、じつは各都道府県によって隠語は意味も使い方も異なる場合があります。マルソウをいまだに使っているところもあれば、単にエス、数字のみで「611」とか「500」と呼ぶ地方警察もあるようです。

 また、C号は盗難車、B号は指名手配車両、そしてM号は行方不明など、捜索願いが出されていた場合に使われます。なお、照会されて該当があれば「◯◯(犯歴コード)ヒット……」と返信され、該当なしの場合「00(ゼロゼロ)」と返されるのが一般的。この照会も全国統一ではなく、「照会願います」とか「ヒャクニジュウサン(123)願います」、あるいは単に「123」「0123」しかいわない都道府県警察もあるとのこと。

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