
この記事をまとめると
■全国に「自動車安全運転センター」という施設が存在する
■免許センターと併設されていることが多い
■交通事故証明書をはじめとした証明書やSDカードを発行してくれる
自動車安全運転センターってなに?
全国にある「自動車安全運転センター」。この施設では、各種証明書の発行などを行なっていますが、具体的にどのような書類を交付してもらえるのでしょうか。今回は、自動車安全運転センターおよび交付してもらえる証明書について解説します。
自動車安全運転センターはどんなところ?
全国にある自動車安全運転センターは、「自動車安全運転センター法」に基づいて設立され、安全運転研修の実施、累積点数の通知、運転経歴の証明、交通事故の証明、安全運転の調査研究などの事業を行っている施設です。免許センターと併設されていることが多く、交通事故や運転経歴を証明する書類を交付してもらうことができます。
どのような証明書を交付してもらえるのか?
自動車安全運転センターで交付することができる書類は、次のとおりです。
・交通事故証明書(交通事故の事実を確認するための書類。事故を警察に届け出ている場合に交付を受けることができる)
・無事故・無違反証明書(無事故・無違反で経過期間を証明する書類)
・運転記録証明書(過去5年・3年・1年の交通違反、交通事故、運転免許の行政処分の記録について証明する書類)
・累積点数等証明書(交通違反や交通事故の点数が何点になっているかを証明する書類)
・運転経歴証明書(過去に失効した免許、取り消された免許、現在受けている免許の種類、取得年月日等について証明する書類)
・SD(Safety Driver)カードの交付(安全運転者であることを象徴するカード)
これらの証明書は、職種や業種によって提出が求められることがあります(筆者は過去に提出を求められたことがあります)。もし、就職や転職などで上記の証明書が必要となったときは、自動車安全運転センターに問い合わせて証明書を取得しましょう。
ちなみに、運転経歴に関する証明書(無事故・無違反証明書/運転記録証明書/累積点数等証明書/運転経歴証明書)は1通800円、交通事故証明書は1通1000円の交付手数料がかかります。
SDカードをもっていると優遇される!?
免許更新時などに手数料を支払うことで「SDカード」を作ることができます。
このカードは、SDカード優遇店でガソリン代、食事代、宿泊代などの割引、マイカーローンの金利優遇などを受けられることがメリットです。
もし、よく利用する店舗で優遇を受けられるのであれば、SDカードを交付しておいてもよいでしょう。しかし、頻繁に使うことがないのであれば無理に取得する必要はありません。
SDカードをすすめられたときは、優遇される内容を確認してから持つかどうか判断したほうがよいといえるでしょう。