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カメラなくしていまのクルマは成り立たない! クルコンも自動ブレーキにも使われるカメラ技術とは (2/2ページ)

カメラなくしていまのクルマは成り立たない! クルコンも自動ブレーキにも使われるカメラ技術とは

この記事をまとめると

■現代のクルマには運転支援システムや先進安全装備が備わっている

■安全系装備においてカメラとセンサーが重要な役割をもつ

■ステレオカメラを装備するシステムは高額で単眼レンズのカメラは安価な傾向にある

ADASはいまでは当たり前の装備だ

 電子デバイス、それらの制御システムの進歩により、かつては考えられなかったクルマの装備、機能がある。その代表格が、ADAS(アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム)、つまり運転支援システムだ。本来は、ドライバーが走行情報を認知・判断し、状況に応じて適宜行わなければならない運転操作を、クルマ側が検知・判断し、必要な操作を自動的に行ってくれるこのシステム。

 これの行き着く先のスタイルは、自動運転システムということになるのだが、運転支援システムは、自動運転の手前。運転の基本操作はドライバーが担当し、その補助を車両メカニズムが行ってくれるもの、と理解してよいだろう。

 さて、この運転支援システムにはいくつかあり、クルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキ(前方障害物衝突防止支援システム)、車線逸脱防止支援システム(レーンキープアシスト)、駐車支援システム(パーキングアシスト)、居眠り運転検知システム、道路標識認識システムなどが、多くの人が知るところだろう。GPSやVICSを使ってルート案内を行うナビゲーションシステムも、よく知られた運転支援システムのひとつである。

 さて、こうしたシステムを成立させる上で、必要不可欠な要素はなんだろうか? もちろんいくつかあるのだが、情報の検知、認知という意味では、車両の周辺状況を確認するメカニズムとなる。たとえば、走行する自車の前方の道路(道路の状態と道路上を走行する先行車)がどういう状況にあるかを機械的に判断するには、道路上の状況がどうなっているかを知り、判断しなけれぱならない。

 この道路状況を知るために必要なメカニズムが、カメラによる画像情報だ。車両の前部にカメラを装着。そのカメラによって得られる画像情報を元に先行車との車間を測ったり、車線内での自車位置(車線ラインの画像情報)を判断したりする。

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