
この記事をまとめると
■ここ数年で一気にAIが世のなかに浸透してきた
■AIを使うことによりレースの作戦立案やカーライフに役に立つ情報を得られる
■愛車のカスタマイズやトラブルシューティングに使うなどその用途は多岐にわたる
AIを使ったカーライフとは
最近、否が応でも目にする機会が増えてきた「AI」。日本語に置き換えると「人工知能」であり、Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)の略称でもあります。
バブル期の時代に「AI搭載ミニコンポ」なるものが存在していて、「ついにミニコンポにAIが搭載される時代になったんだ」と驚いた記憶があります。あれから数十年、今や目に見えてAIが人の生活のなかに浸透してきたことを実感します。
とはいえ、「AIって便利そうだけどどう使っていいのかわからない」。あるいは、「そもそもAIに頼るつもりなんてさらさらない!」といった食わず嫌いの人もいるかもしれません。そこで、クルマ好きにとってのAI活用法について考えてみました。
●レースの作戦の立案
いまや、アナウンサーや会社の役員など、プロフェッショナルな知見が求められる領域にもAIが活用されています。クルマでいえば、たとえばレースの作戦を立てる際にAIを活用しない手はありません。走行するサーキットやその日の天候・気温、エントリーリストなどを盛り込んで、当日のレースの作戦を立案してもらうのです。
豊富な経験がモノをいう世界ではありますが、客観的に「こういったレース運びも考えられる」といったオブザーバーとしてAIを活用することで、新たなレース運びができる可能性を秘めています。
●ドライブルート作りのサポート
目的地までのドライブルートを考えるとき、自分の好みや興味のあることを優先しがちです。そこでAIを活用することにより、思わぬスポットや飲食店をピックアップしてくれたりします。地元の人が御用達の飲食店や温泉など、まさに「この手があったか!」と、いい意味で意表を突いたプランを提示してくれます。
過去に何度も行ったことがある観光地や目的地であったとしても、あえてAIに聞いてみることで新たな発見があるはずです。応用編として、ドライブデートのプラン作りにAIを活用することで、デートスポットのネタ探しに困ることがなくなるかもしれません。
●予算を決めて中古車探しのサポート
予算やクルマのジャンル(例:国産SUVで5年落ち以内、予算は300万円)など、必要だと思うキーワードを盛り込み、AIに候補車を挙げてもらいます。クルマにそれほど興味がない人はもちろんのこと、自他ともに認めるマニアまで。思わぬ候補車がピックアップされる可能性も大いにあります。
ある程度、候補車が絞り込めたあとにAIにファイナルアンサーを託すのもひとつの方法です。一見すると「第3者から見た最終的な候補車」に映りますが、じつは自分自身への問い掛けに対する答えをAIが導き出してくれるのです。クルマの購入を決断するときに、AIが背中を押してくれる時代になろうとは……。
●クルマ関係で大金を使う際に奥さんを説得する方法をAIに考えてもらう
「今度こそ10年は乗る」「飲み会は月2回までに抑える」「タバコをやめる」「2度と出ない掘り出し案件」など……。クルマ関連の出費が伴う際に、奧さんを説得するためのボキャブラリーがとうのいに枯渇しているご主人も少なくないのでは? こんなときこそAIの出番です。もっともらしい説得方法(いい訳)をこれでもかと考えてくれます。
奧さんにナイショで購入した「密輸品」が見つかったときのいい訳もあらかじめAIに考えてもらっておくと、いざというときに役立つかも。ただし、いかなる説得方法を使ったとしても、どれほど正当化しても、どう転んでも奧さんにはバレバレなんですけどね。たいていの場合……。