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「このクルマはどんな人が買うんですか?」の質問にディーラーマンが嫌な顔! スーツでトラック運転も当たり前のアメリカじゃ固定観念なんて存在しない!! (1/2ページ)

「このクルマはどんな人が買うんですか?」の質問にディーラーマンが嫌な顔! スーツでトラック運転も当たり前のアメリカじゃ固定観念なんて存在しない!!

この記事をまとめると

■筆者は30年以上アメリカを訪れている

■現地のカーディーラーでカタログを手に入れたり購買層の話を聞いてまわっている

■日本とは違いクルマの形にとらわれない使い方をしている人たちが目立つ

アメリカの自動車文化は多様性に満ちている

 英会話がペラペラの“ペ”程度にも満たない未熟な筆者だが、大学卒業間近からほぼ毎年、ボチボチ還暦を迎えるいまに至るまで南カリフォルニアを訪れ、レンタカーを借りてフラフラしている。すでに観光スポットはほぼまわりきっているので、ここ最近は趣味と実益をかねてオートモールと呼ばれる、新車ディーラーが集中して集まっている地域を訪れディーラーめぐりをすることをメインとし、それを楽しみにしている。

 1989年大学3年の春休みに、初めて40日ほどかけて全米を駆け足で1周したのが始まりなのだが、そのときどうしてもアメリカの新車カタログが欲しくて、サンタモニカ近くにあるトヨタ系ディーラーでカタログ交換した経験があった。

 日本で集めた日産スカイラインやトヨタ・セリカ、日産フェアレディZなど、アメリカのクルマ好きが喜びそうなカタログをもってディーラーへ行き、カタログ交換を申し出ると、ゼネラルマネージャーも出てきて記念撮影に応じてくれるほど大歓迎してくれ、クレシーダ(日本のマークII)、プレビア(エスティマ)、ターセル2ドアセダンなど、たくさんのカタログをもらうことができた。それ以来、だんだんとディーラーめぐりが多くなり、現在に至っている。

 しかし最近は、店舗にもよるものの、リーマンショック前は貰い放題に近い状況であったカタログが、リーマンショック後は少々もらいにくくなり、ついに数年前から紙ベースのカタログがなくなってしまい、寂しさが募っている。

 英会話がペラペラの“ペ”程度と前述したが、おしゃべりなセールスマンに声をかけられ、四苦八苦して話をすることもじつは多い。そんなときはとぼけることもできないので、日本から来たことを告げ、クルマ好きなのでディーラーをまわっていることなどをまず説明することにしている。

 そんなセールスマンとの会話のなかで、「このクルマはどんなタイプの人が多く買うのですか?」と聞くことがあるのだが、これが意外なほど嫌な表情をされ、「そんなことはわからない」と返答されることが多い。

 日々販売しているのだから、購入客の傾向ぐらい把握していてもいいようなのだが、そこは個人を重視する自由の国アメリカらしく、「どんな人もなにも、欲しい人が買っている」といった返答を受けることもある。要は、どんな人が多く買っているかなどについては、興味がないようなのである。

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