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程よいスポーティさが熱い「ローダウン」ヴェゼル! ファンお待ちかねの「e:HEV RS」がついに登場 (1/2ページ)

程よいスポーティさが熱い「ローダウン」ヴェゼル! ファンお待ちかねの「e:HEV RS」がついに登場

この記事をまとめると

■ホンダ・ヴェゼルに「RS」グレードが約3年半ぶりに登場

■全高を45mm低くした新設計で機械式駐車場にも対応する都市型SUVとして進化

■赤の加飾や専用装備で内外装もスポーティに仕立てられる

競争激しいSUV市場を制するべく遅れて登場

 2013年12月に発表、発売された初代ヴェゼルは、SUV販売台数ナンバー1に4度輝くなど、日本国内だけで45万台超となるヒット作になった。その後、トヨタC-HR、マツダCX-30などのCセグメントSUVが登場し、SUV全体の市場は100万台規模に達している。

 ほかにもCセグSUVには、日産エクストレイル(先代)、トヨタ・カローラクロス、スバル・クロストレック(旧XV)などがある。ひとつ下のBセグメントSUVのトヨタ・ヤリスクロス、ホンダWR-V、マツダCX-3などと、検討や商談の場では競合するケースもあるだろう。

 先代RSは、誕生から約2年2カ月後に追加され、今回の2代目は登場から約3年半経っての追加になる。「RS」に期待されるのは、激化するコンパクトSUVクラスでの販売面のてこ入れ。

 今回のヴェゼル「e:HEV RS」は、洗練された都市型SUVというコンセプトが与えられているが、先代RSのオーナーなど、スポーティな同仕様の登場を望む声が少なくなかったという。同時に、高さ制限1550mmの機械式立体駐車場にも入庫できる機動力の高さを求めるユーザーニーズもあり、「Z」グレードに対し、全高を45mm下げた「RS」の投入となったわけだ。

 全高マイナス45mm化は、シャークフィンアンテナからガラスプリントアンテナにすることで-30mmを実現。なお、フィルムでもアンテナとしての感度にはもちろん問題ないそうだ。

 さらに、マイナス15mmとなるスプリングの高さ変更が施されたローダウンサスペンション(ダンパーの特性も変更)で稼ぎ出し、全高1545mmを実現している。あわせて、電動パワーステアリング(EPS)のソフトに専用セッティングを施すことで、切り始めのリニアな操舵フィールを実現しているという。

 なお、最低地上高も「Z」の2WDの195mm(4WDは180mm)に対し、「RS」の2WDは180mm(4WDは165mm)と15mm低くなった。アウトドア派などには「Z」などを引き続き用意しつつ、立体駐車場のへ入庫など都市部での機動力を優先する層には、4WDも設定した「RS」を提案できるようになった。

 初代「RS」は、ヴェゼルのなかで15%ほどの販売比率だったそうだが、2代目「RS」は4WDも設定されたこともあり、20%くらいの販売シェアを想定しているそうだ。

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