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車検やメンテ時の「代車」は「当たり前のサービス」じゃない! ショップ側の負担の大きい「好意」だった

車検やメンテ時の「代車」は「当たり前のサービス」じゃない! ショップ側の負担の大きい「好意」だった

この記事をまとめると

■クルマをメンテナンスや車検に出すと代車を貸してくれることがある

■代車は必ず用意されているわけではなく店側のサービスであることがほとんどだ

■代車を借りた際のマナーが悪いとサービスが中止になる例も珍しくない

代車はいつでも必ずあるとは限らない

 愛車の修理やメンテナンス、車検などでディーラーや修理工場に入庫させる際、短時間や日帰りなどで作業が完了するならまだしも、数日間預ける必要があるケースとなったときに必要となってくるのが、代車の存在だ。

 しかし、場合によっては代車の貸し出しがされないケースもあるようなのだが、果たしてこれにはどんな理由があるのだろうか。

 そもそも代車の提供はあくまで工場側のサービスの一環であるわけなのだが、当然貸し出すためには車検が残っていなければならないし、定期的なメンテナンスも必要となる。もちろん税金や保険などの費用もかかってくるものであるため、維持管理上、台数が限られてしまうのは致し方なく、入庫するユーザー全員に代車を提供することは難しい。

 そのため、代車が必要ということであれば事前に相談し、代車の空きのあるタイミングで入庫させるということが必要となるのが基本となる。また、自社で代車として使える車両を保有しておらず、代車が必要な場合は有償のレンタカーなどの手配となるところもあるので、こういった場合も事前の打ち合わせが大切だ。

 なお、事故などで保険修理を行う際の代車については、保険会社側で手配する場合もあるので、このあたりについても、やはり事前に打ち合わせをしておくことが必須といえる。

 もちろん、突然のトラブルなどで急遽入庫するというケースもあるかもしれないので、そういった際に代車の用意がないことを店舗側を責めるのは、筋違いといえるだろう。

 そして、代車を借りることができたとしても、それは店側のサービス=好意であるから、普段の愛車以上に丁寧な扱いを心がけ、使ったぶんの燃料は給油して返すというのが基本。

 最近は代車を雑に扱い、禁煙車であるにもかかわらず車内で喫煙をし、使ったぶんのガソリンも入れることなく空に近い状態で返却する……という、にわかには信じがたい状態で代車を使う者もいると耳にするが、そういう行為を目の当たりにした店舗側が、それ以降、代車を用意しなくなるということも大いに考えられるので、代車を借りることができなくなるのは、もしかしたらそういったユーザーのせいなのかもしれない。

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