
この記事をまとめると
■クルマが盗難される前には合図とも呼べる異変が見受けられることも珍しくない
■チラシが挟まっていたり紛失防止トラッカーなどが付けられている場合は要注意だ
■盗難の前触れを察知したら駐車場所を変えるなどの対策が急務だ
その違和感は盗難される予兆かも?
クルマに乗ろうとしたら、ワイパーのところに「高価買取り」チラシがはさまっていた。
「ん? これってもしや?」
そうです。もしかしたら大切な愛車が、窃盗団に狙われているかもしれません。大切な愛車の周辺で以下のような兆候が見られたら要注意です。
●クルマにチラシや貼り紙がはさまれていたり置かれている
クルマのフロントやリヤワイバーに「買取りします」や「クルマ買います」と書かれたチラシがはさまっていることがあります。駐車場などに長期間放置されているクルマにはさまっている「アレ」です。クルマに乗るとき「何だこの紙は?」と気づいて処分するはず。
それもそのはず。意図的に目に付くところにはさんでいることが多いからです。そのままはさまっている状態が何日も、そして何週間も続いているということは、クルマを動かしていない確率が高いことを意味します。その見極めが窃盗団の「狙い目」でもあるのです。
●タイヤの前後や車体の隙間に空き缶やペットボトルや小石が置かれている
似たような手口でありがちなのが、タイヤの前後に空き缶やペットボトルが置かれていたり、タイヤの上に石が置かれていたり。空き缶やペットボトルであれば、先述したチラシのように「なんだこれは?」と、気がつく確率が高いはず。
しかし、タイヤの上にのせられた石は、クルマを動かすまで気がつかないかもしれません。いずれにしても、オーナーがクルマを動かすタイミングを測るうえで、チラシより簡単にできるだけに注意が必要です。
●不審人物・駐車場周辺の異常な動き
見慣れないナンバーのクルマがうろついている。怪しい外国人に話しかけられた。不審人物がスマホやカメラで撮影している。車内を見られている。クルマの使用パターン(出勤・帰宅時間・長期不在など)を観察されている。たまたま遭遇できればまだいいほうで、不在時であれば対処できません。
普段からご近所との付き合いがあれば「変なクルマがウロウロしてたよ」と耳打ちしてくれたりするので、いざというときのためにも、挨拶くらいは交わしておきましょう(ご近所の目って、こういうときかなり役に立ちます)。
