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昔は手書きの時刻表を人力で差し替えていた! いまどきは超ハイテクなバス停の進化!! (1/2ページ)

昔は手書きの時刻表を人力で差し替えていた! いまどきは超ハイテクなバス停の進化!!

この記事をまとめると

■昔のバス停は木製でダイヤ改正のたびに人が手作業で時刻表を交換していた

■近年は通信で時刻や遅延情報をリアルタイム表示できるスマート化が推進されている

■スマートバス停は地域情報や広告発信の拠点になる可能性を秘めている

スマートバス停ってどんなバス停?

 バス停とは主に路線バスの乗降場のことを指しており、バス停留所の略称である。正確にはその地点のことを指しているため、そこにある標識は単に目印に過ぎない。しかし、一般には標識をバス停と解釈することが多い。バスは乗降口をバス停標識に合わせて停車するので、乗客はそこを先頭に順番に並んで待つ。

 以前のバス停標識は、木でできた正四角柱の柱に白などのペンキを塗り、その上部に金属製の円形板などが取り付けられ、中央には長方形の木の板が打ち付けてあり、石あるいはコンクリートの重しに差し込んであるものが多かった。少々の風や振動では動かないような設計だが、過去には人為的に移動させるなどといった事件も勃発している。

 上部の金属板には、バス会社名・停留所名・次のバス停名・停車するバスの行き先や系統番号などを記載していることが多い。複数のバス停があるところでは、バス停番号が書かれていることもある。中央の板には、時刻表が塗料で記載されていた。後に金属板に透明のプラスチックの覆いを付け、その間に紙の時刻表を挟むタイプが主流になった。現在のバス停標識は柱に金属を使用するものや、重しを使用せず直接地面に埋め込むものなども多い。

 こういった従来のバス停標識で、もっとも面倒なのはダイヤ改正である。木の板であった頃は新しい時刻を手書きで用意し、すべてのバス停に取り付けに行っていたという。紙に印刷して打ち出せるようになっても、バス停に取り付けるという作業は変わらない。その労力は想像に絶するものといえよう。

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