
この記事をまとめると
■寒くなる季節に猫は暖を求めてクルマのボンネット内やタイヤ周辺に入り込むことがある
■日産が「#猫バンバン」として出発前にボンネットを叩き猫を守る呼びかけを行っている
■とくに冬や梅雨の時期はクルマのまわりに猫がいないかチェックしてから出発しよう
少しの思いやりが大切な命を救う
東京でも急に冷たい風が吹くようになり、北の国からは積雪の便りが届く季節になりました。ついこの間まは暑かったのでクローゼットに半袖の服しかなく、慌てて衣替えをした人も多いのではないでしょうか?
同じように、この時期に衣替えよろしく冬に向けての準備をはじめるのが、いつも私たちに癒しをくれる猫たちです。年に3回、猫は「換毛期」といって毛が生えかわります。だいたい3月ごろに、夏に向けた通気性のよい毛に生え変わっていた猫たちは、11月頃に今度は冬の寒さをしのぐために保温性の高い毛に生え変わります。猫たちはあったかいところが大好きなので、家猫たちは窓辺の日が当たる場所や、ヒーターの前、こたつのなかなどにずっといる姿をよく見かけますよね。
でも外猫たちは、あったかい場所を見つけるのがなかなか大変。そこで、エンジンの熱でホカホカになっていることが多いクルマのなかに、ここはいいゾとばかりに入り込んでしまう猫が多いのです。ボンネットのなかやタイヤの上、車体の下など、猫にとっては冷え切った地面よりもあったかい場所。そのまま眠ってしまうことも少なくありません。
そんなときに、出かけようとエンジンをかけてしまったら……。タイヤの上にいることに気づかず、走り出してしまったら……。大変です。そこで日産自動車が呼びかけているのが、「#猫バンバン」プロジェクト。寒くなってきたら、クルマに乗り込む前に、まずはボンネットをバンバンと叩いて「これから動くよ〜」と猫たちに知らせてあげることで、小さな命を守ろうというアクションです。
わが家のまわりにも地域の外猫がいるのを見かけるので、ボンネットをバンバンバンと3回叩き、運転席へまわるついでにタイヤの上にいないかどうかをチェック。最後にリヤも念のためバンバンして、少し経っても猫が出てくる気配がないことを確認して、出発するようにしています。
日産ではこの活動を多くの人に知ってもらうため、「#猫バンバン」専用サイトにて50匹のいろんなタイプの猫がとっても可愛いロゴを掲載。自由にダウンロードして、好きなように使うことができます。通常のロゴデータやステッカーデータもあり、スマホの壁紙にもできるようになっています。サイトにはたくさんの賛同者の皆さんから、ロゴを使ったさまざまなアクションがポストされていて、見ているだけでも楽しいですよ。
ちなみに、猫がクルマに入り込んでしまうのはじつは6月、梅雨の時期にも多いのだそう。というのは猫は春や秋に出産することが多く、春に生まれた子猫がちょうど6月ごろに活発に動きはじめ、クルマに入り込むトラブルが増えているとのこと。冬だけじゃなくて、梅雨の時期にも#猫バンバンを忘れないようにしたいですね。少しの思いやりで救える、小さな命。どんどんシェアしていきましょう。
