
この記事をまとめると
■GLPアルファリンク相模原は2023年に開業した比較的新しい物流倉庫だ
■物流倉庫の周辺を取り囲んでいる道路を散策して何があるのか散策した
■周辺道路の交通状況や歴史ある会社や飲食店から地域同士のつながりを感じた
世界最大級の物流倉庫が神奈川県にあった!?
取材などで物流倉庫や埠頭や港に行く機会が多いが、いつどこに行っても物流業の一端を覗くのは非常に面白い。そして今回、訪れたら面白そうなエリアを発見したのでさっそく向かってみることにした。目的地は大型物流センター「GLPアルファリンク相模原」だ。
ここでGLPアルファリンク相模原(以下:アルファリンク)の歴史を解説しておこう。開業は2023年で比較的新しい施設だ。そして敷地面積は29万5000平方メートル、総延床面積が約67万平方メートルと世界最大級の物流プロジェクトであり、東京ドーム約14個分に当たる広さをもつ。これだけの広さを展開できる理由は、もともとキャタピラージャパン相模事業所があったから。ではさっそく現地の様子をお届けしよう。
クルマでアルファリンクに向かうと、近づくにつれ徐々に大型物流倉庫が近いと思わせてくれる景色に出会う。普通の一般道を走っているのだが、徐々にトラックが多くなり、信号で停まっているときに前後左右をトラックに囲まれるようになる。コンビニに物流トラックが停車している姿もなかなか珍しい。
そしてアルファリンクの建物が見える場所までやってきたので、まずは敷地に沿ってぐるっと1周してみた。巨大な物流センターに出入りするトラックはかなりの台数に上るため、隣接する道もさぞかし広いのだろうと想像していたのだが、意外にも対向二車線の道路だった。
では順を追って施設のまわりを観察していこう。まず目についたのは、アルファリンクと対照的に歴史が感じられる三菱重工相模原工場の入場門だ。訪れたのが午後3時過ぎということもあったのか、意外と人やトラックの出入りは少なかった。
さらに進むと交差点に出るのだが、ここでは海上コンテナを運ぶトレーラーを見ることができた。埠頭ではよく見かけるEVERGREENのコンテナだが、場所が違うとどこか新鮮に映る。ちなみにこの交差点にはコンビニとパチンコ屋がある。従業員の憩いの場所というべきだろうか。
画像のように、あまり人影が見えないのも大型物流センター周辺の特徴かもしれない。もちろん通勤時間帯などはある程度人が行きかうのだろうが、稼働時間まっただなかでは静けさが際立つ。
