
この記事をまとめると
■フジツボは日本が誇るエキゾーストメーカーだ
■近年ではアウトドア用品なども手掛けている
■開けたボンネットを支える「HOOD SUPPORT」なるアイテムも展開中だ
「ないものは作る」フジツボ流のモノづくり
クルマのカスタマイズ、ドレスアップと聞けば、ホイール交換、エアロの取り付け、マフラー交換あたりが鉄板だろう。筆者も免許を取って最初の愛車を買ったら早々にマフラーだのホイールだのを買って、あれこれ弄りまわした。これで性能がアップすることはほぼないが、完全に自己満足の世界。無意味とわかっていようとも、懲りずにも今でもやっている始末。ゆえに万年金欠……。
さてさて。そんなカスタマイズ、ドレスアップで使うパーツといえば、今では製造元がよくわからない怪しいモノから、モータースポーツシーンでも使われる一流メーカーのものまで多数存在するわけだが、今回紹介するのは、「そんなメーカーから!?」「こんなものが!?」と思わずにはいられない、あまりにも趣味性の高いアイテムを紹介しよう。
それが、日本が世界に誇るエキゾーストメーカー、フジツボが手掛ける「HOOD SUPPORT」となるもの。写真だけ見ると虹色の棒で、「なんですかこれは?」となるのも仕方ない。
これは、商品名の「HOOD」が示すように、ボンネットフードを支える棒。クルマ好きの人であれば、1度くらいは愛車のボンネットを開けたことがあり、その際にお世話になっているはず。「俺の愛車は油圧ダンパーだぜ」って人は回れ右だ。
しかしこれ、よく見ると虹色のグラデーションが美しいではないか。じつはこのアイテムに使われている素材は、みんな大好き(!?)なチタン。エキゾーストでもお馴染みの超軽量で強靭なマテリアルだ。
あまりにもニッチすぎるパーツなだけに、「なんでこんなものを?」と思ったが、思い返せばフジツボは数年前にマフラーのパーツなどを流用したアウトドアグッズをアウトドアショーや東京オートサロンなどに出展し、しかも販売までしてしまうノリと勢いが強み(!?)。この商品はクルマに関係しているだけに、まだ製作に踏み切った背景は理解できる。
