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ステア・バイ・ワイヤを採用したF SPORTを新設定! レクサスが誇るBEVモデルのRZが大幅進化 (2/2ページ)

ステア・バイ・ワイヤを採用したF SPORTを新設定! レクサスが誇るBEVモデルのRZが大幅進化

この記事をまとめると

■電動車らしい自然な走りと人馬一体感を軸にRZが全面進化した

■出力300kWを誇るRZ550e F SPORTがBEVスポーツの新基準を提示

■航続733kmを誇る前輪駆動モデルのRZ350eも揃え実用性と個性を両立する

レクサスならではの走る歓びを再定義する大進化

 レクサスは、BEV専用モデル「RZ」を大幅に進化させた新ラインアップを発表した。RZは、レクサスが掲げる「LEXUS Electrified Program」を象徴するBEVとして2023年に登場し、電動化時代における「Lexus Driving Signature」の確立を担ってきたモデルである。今回の進化では、「The Natural」をキーワードに、電動車ならではの自然で直感的な走りと、人とクルマの一体感をさらに高めることが主眼とされている。

 新たに設定された「RZ550e “F SPORT”」は、フロントとリヤに高出力eアクスルを搭載し、システム最高出力300kWを発揮するAWDモデルである。0-100km/h加速は4.4秒を実現し、BEVでありながらスポーツモデルとしての明確なキャラクターを備える。駆動制御にはレクサス独自の四輪駆動制御技術「DIRECT4」を採用し、走行状況に応じて前後駆動力配分を0:100から80:20まで緻密に制御することで、高い操縦安定性と応答性を両立している。

 RZの進化を象徴する技術として、「インタラクティブ・マニュアル・ドライブ(Interactive Manual Drive)」がRZ550e “F SPORT”に採用された。これは、BEVでありながら変速操作の感覚を楽しめる機能で、加減速に合わせた駆動力制御やサウンド演出によって、ドライバーの操作と車両挙動の一体感を高める狙いがある。あわせてレクサス初となるステア・バイ・ワイヤを前提とした操舵系の進化により、より自然でリニアなステアリングフィールを実現している。

 ラインアップにはこのほか、「RZ500e “version L”」と「RZ350e “version L”」を設定する。「RZ500e “version L”」は四輪駆動、「RZ350e “version L”」は前輪駆動とし、それぞれに航続距離と上質な乗り味を重視した仕様となっている。WLTCモード航続距離はRZ350eで最大733kmを達成し、実用性の面でも大きな進化を遂げた。バッテリー容量はいずれも約77kWhで、CHAdeMO方式の急速充電に対応する。

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