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これぞ重機のオリンピック! 「グローバルオペレータチャレンジ」のアジアファイナル優勝は日本人でラスベガスへの切符を獲得!! (2/2ページ)

これぞ重機のオリンピック! 「グローバルオペレータチャレンジ」のアジアファイナル優勝は日本人でラスベガスへの切符を獲得!!

この記事をまとめると

■建機オペレーションの腕を競う「グローバルオペレータチャレンジ」が開催された

■アジア太平洋の予選を勝ち抜いた9名が3種目で総合力を競った

■日本人オペレーターが優勝し上位3名が世界決勝へ進出となった

建機操作の頂点を競う舞台

 2025年10月29・30日の両日、埼玉県秩父市にある日本キャタピラーのデモ・研修センターである「D-Tech Center」で、アジア・太平洋地域の予選を勝ち抜いた9名の強者が、建機オペレーションの腕を競った。建設機械の製造・販売を世界的に展開するキャタピラーが主催した、「グローバルオペレータチャレンジ」のアジアファイナルが開催されたのである。この大会は今回で3回目。ここで上位3名に入れば、2026年3月にアメリカのラスベガスで行われる決勝に駒を進めることができる。

 競技は3種目。ひとつ目が、油圧ショベルによる溝掘削だ。2つ目は、ブルドーザーによる精細なブレード作業。3つ目はホイールローダーを使ったロード&キャリーである。参加するオペレーターはこれら3つのすべてに挑戦し、作業タイム・作業精度・安全作業などを複合的に評価され、その総合点で順位が決まる。すなわち、日頃の現場作業と同じような環境のもとで技量を競うことになるわけだ。

 油圧ショベル競技にはCat320を使用。定位置に停車する車両を操作し、深さ600mm・長さ4500mm・傾斜角25%を目標にバケットで溝を掘る。同機には「3D GRADE」が搭載されており、それを利用して溝の寸法を計測しながら掘削するのだが、なかなか一発で規定の溝を掘るのは難しい。掘りすぎるわけにはいかないが、慎重になりすぎると何度も掘削を繰り返さねばならないからタイムロスを引き起こす。オペレーターに、高度な判断と高い技量が求められる作業だ。

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