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知らずに「ベース車」がわかったら天才! 鬼才スバッロが作った「アルカドール」の中身はなんと「テスタロッサ」だった (1/2ページ)

知らずに「ベース車」がわかったら天才! 鬼才スバッロが作った「アルカドール」の中身はなんと「テスタロッサ」だった

この記事をまとめると

■フランコ・スバッロはフェラーリ・テスタロッサをベースにアルカドールを製作

■スバッロによる独特なスタイリングはテスタロッサがベースであることが信じられない

■アルカドールを気に入っていたスバッロは派生モデルもいくつか製作している

スバッロによるオープン2シーターのテスタロッサ

 アニメや映画の二次創作というのが幅を利かせています。スターウォーズやエヴァンゲリオンなどは数えきれないほどの二次創作を生み出しています。が、スイスのコーチビルダーにしてエンジニアでもあるフランコ・スバッロによる作品は、あまたの二次創作をぶっちぎるクリエイティブ。フェラーリのテスタロッサをスバッロがアレンジしたら、この世のものとも思えないマシンが仕上がったのです。

 1994年、スバッロは友人のルドヴィック・ビンダーからテスタロッサのカスタムを依頼されました。無論、ビンダーさんはスバッロの作風をわかったうえでの発注で、オブジェとなることなく、実走可能なマシンにしてほしいとリクエスト。

 そこで、スバッロ自身が主宰するデザイン&エンジニアリングの学校「スバッロ・センター」の学生たちとともにテスタロッサのアレンジを考案したのでした。ちなみに、後進を自費で育てる姿勢から、スバッロはスイス政府から表彰を受けたこともあるそうです。

 ともかく、学生たちとスバッロのモックアップモデルは3台が用意され、そのなかからビンダーさんが選んだのは、やっぱり、というか当然スバッロが創作したオープン2シーターでした。この際、スバッロはビンダーさんの3人のお孫さん、Aline(アリーヌ)、Catherine(カトリーヌ)、そしてDorine(ドリーヌ)にちなんで、アルカドール(Alcador)という車名を献上したとのこと。

 ちなみに、スバッロの命名は依頼者やその家族に由来するケースが多く、後に製作された「GTB LO」の「LO」は、スポンサーであるリエンハルト家の企業「Lista Office」の略称だったりします。

 アルカドールをひと目見て、テスタロッサがベース車両だと見抜ける方はさほど多くはないでしょう。マッシブで複雑なボディラインはもちろん、ホイールベースが短縮されているために佇まいそのものが別物といっていいからです。

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