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昭和はよかった? 令和のほうがまとも!? 昭和から令和まで駆け続けるトラックドライバー3人の生の声 (1/2ページ)

昭和はよかった? 令和のほうがまとも!? 昭和から令和まで駆け続けるトラックドライバー3人の生の声

この記事をまとめると

■令和のいまはインフラやクルマが昭和のころから大幅に進化して便利になった

■昭和のころのほうがトラックドライバーとしてのやり甲斐が感じられることが多かった

■労働者を守りすぎる環境がよくないとベテランは警告を鳴らす

ベテランが振り返る昭和のトラック業界

 昔はよかった……ついそんなことを考えてしまう昭和生まれの人たちは、きっと多いに違いない。文明の利器が発達し、わたしたちの暮らしはとても便利で快適なものとなった。24時間営業のコンビニやスーパー、そしてファストフード店が定着し、自動車の性能や装備も素晴らしく進化した。そんな事実を踏まえると令和のいまのほうがいい時代だと思えるのだが、どこか昭和の時代に想いを馳せてしまうのである。

 なにかにつけていい加減で、荒っぽかった昭和の時代。パワハラやセクハラ、事細かなコンプライアンスなども存在しなかった時代のほうが、どう考えても人間らしく生きることができたのである。

 日本の物流を支えるトラックドライバーの世界も、大きく様変わりした。ハードでありながらも大きく稼げた昭和の時代とは打って変わり、現在では過積載運行はもちろん、速度違反、そして労働時間まで制限されるようになったのである。もちろん違反行為を推奨するわけではないが、景気のよかった昭和の時代では、ある意味黙認されていた部分が存在した。物量よりもトラックの数が少なかったこともあり、ドライバー天下の日々が展開されたのである。

「昭和の時代は、それは稼げたね。積めるだけ積めたし、走れるだけ走れたから。威勢のいい荒っぽい人間ばっかりだったけれど、それはそれで人間味があって面白かったな。みんな、トラックドライバーとしての意地や誇りがあったからね。いまは昔みたいにトラックが好きだから乗っているという人間は少なくなった。とくに大手運送屋なんて、本当にサラリーマンドライバーばっかりだもん。トラックが故障しても自分でなにひとつ対処できないとか、タイヤチェーンすら巻けないような人間ばっかりだよ。そういう人たちはさ、トラックのことを知らないからつまらないよね。大型トラックもさ、リミッターが義務付けられたことで魅力は半減したね。誰よりも先に市場に魚を届けるんだ、っていう張り合いがなくなったから。昔はさ、ルート選択やハンドルさばきでほかのトラックと速さを競っていたんだよ。荷主もいろいろ厳しくなったし、昭和の時代と比較すればするほどバカらしくなっちゃうよね。ラクでぬるい世界にはなったけれど、よくなったところなんてないと思うよ」

 そう話してくれたのは、ドライバー歴50年という大ベテランのAさん。若きころから鮮魚輸送に精を出し、現在は大手スーパー向けの鮮魚便を担当しているという。

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