
この記事をまとめると
■ボンネビルに現れたのは電動キックボード型で160km/h超を狙うマシン
■Bo社はF1技術や航空機素材を投入し異常な高速安定性を実現している
■実用性は皆無だが純粋なスピード追求の姿勢が異彩を放つ
イギリス発の常軌を逸した挑戦
アメリカ・ユタ州にあるグレートソルト湖の西に位置する平原で毎年行われる、地上最速を競うモータースポーツ「ボンネビル・スピードウィーク」。そこに、時速100マイル(約160km/h)を突破できる電動スクーターが参加すると聞き、驚きはしたが、筆者としては「まぁそういうこともあるだろうな」ぐらいの感想でしかなかった。
しかし、画像を見てぶっ飛んだ。英語の紹介記事では「Electric Scooter」と書かれていたが、それはどこからどう見ても、日本でいうところの「電動キックボード」だったのだ。
……こんなに小さいタイヤとボディで160km/hなんて、まさか出せるわけねえだろ! 出たとしても、どこかに飛んでっちまうだろ! と即座に思ったわけだが、公式サイトの動画を見てみると──時速100マイルかどうかはわからないが、とにかくものすごいスピードとものすごい安定感で、日本の「LUUP」みたいな電動キックボードが疾走している。……いったいなんなんだよコレ?
調べてみると、鬼のような速度でぶっ飛んでいた電動キックボードは、英国のBo社が製造している電動キックボードの「The Turbo」というモデル。同社は「Model-M」という一般的なモデル(それでも35km/hは出る。しかもリミッター作動)を市販しており、これはウィリアムズF1チームの元エンジニアと開発したものであるらしい。
Model-Mはステアリングを安定させ、キックバックを軽減するためにトーションスプリングを使用する「Safesteer」という機構を採用しており、特許出願中のコレが、Bo社の電動キックボードが高速でも安定して走行できるキモであるとのこと。
まぁ35km/hであっても、コレが公道をちょろちょろ走るのはなかなか危険であるとは思うのだが、とにかくこういった電動キックボード(英語だとElectric Scooter)は、英国でけっこう流行っているようだ。
