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続々と自動車メーカーが「ロゴ」を変更! 単なる「ブランドのイメチェン」じゃない重要な意味とは

続々と自動車メーカーが「ロゴ」を変更! 単なる「ブランドのイメチェン」じゃない重要な意味とは

この記事をまとめると

■ここ数年でロゴを変更する自動車メーカーが相次いでいる

■EV化とデジタル時代への適応のために自動車メーカーはロゴを変えている

■自動車メーカーのロゴ変更は将来のブランド方針の決意表明ともいえる

慣れ親しんだロゴを変更するということは一大事だ

 自動車メーカーがロゴを変更することがある。

 たとえばドイツのアウディは2022年11月、「新しいフォーリングス:より純粋でシンプルに、そして一貫性を追求」と称したプレスリリースを発信した。アウディといえば、4つの輪を組み合わせたロゴというイメージが日本を含めてグローバルで定着している。

 それにもかかわらず、このタイミングでロゴを変えた理由は何か?

 アウディによれば、モダンで先進性があるが流行にとらわれないことがアウディの主張だ。ただし、アウディがブランドを訴求する上で媒体(メディア)での露出を考慮すると、雑誌など紙媒体からスマートフォンやコンピュータなどデジタルデバイスへの変化を意識する必要があった。その結果として、(立体化を強調するのではなく)2Dでのデザインへの変更を決断すに至った。

 日本ではホンダが新しいロゴを次世代EV「0(ゼロ)シリーズ」から導入した。2024年1月の米CES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)で0シリーズ「サルーン」と「スペースハブ」を披露することに加えて、「新Hマーク」の採用も発表している。

 ホンダによれば、「変革への思いを示す」として、「原点を越えて、挑戦と進化を絶えず求める」企業精神を示した形だ。具体的には「両手を広げたような」Hマークとしてことで、「モビリティの可能性を拡張」し「ユーザーに向き合う姿勢」を表現した。

 自動車産業を俯瞰すると、CASEによって100年に一度の大変革期に突入したといわれて久しい。CASEとは通信によるコネクテッド、自動運転技術、シェアリングなどの新サービスシステム、そして電動化のことだが、これら分野の進化は自動車産業界の予想を超える進化を遂げている。

 見方を変えると、もはやCASEという表現が古臭くなっており、自動車産業界の大変革は第2ステージに入った印象もある。

 そこに、国や地域における政治や経済の政策が絡んでおり、自動車メーカーとしては自動車産業の先行きを見通すことが難しい状況だ。

 そうしたなか、ユーザーや販売店に対する「我がブランドは大きく変わる」との主張のみならず、自社や関連会社の社員や経営幹部を含めて「我々はいま、本気で生まれ変わらなかればならない重要な時期にある」という思いを共有することも、自動車メーカーがロゴを変更する目的であると思う。

 近年相次ぐ自動車メーカーでのロゴ変更は、まさに時代の大きな変化を象徴しているといえるだろう。

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