
この記事をまとめると
■公道を走るクルマは必ず車検を受ける必要がある
■ユーザー車検という検査のみを受けられる車検制度がある
■費用は安価だが安全を保証するものではないので日常のメンテナンスが欠かせない
たまに聞くユーザー車検ってなんだ?
ナンバー付きの公道を走るクルマをもっている人であれば、一般的には2年に1度のタイミングで訪れるビッグイベントがあるのだ。そう、車検である。
とはいえ、軽く調べてみたところ、おおよそ90%近くの人はディーラーや専門の業者に、その時期になったら車検を依頼するパターンがほとんどな様子。なので、ビッグイベントとはいったが、「今回はいくらの見積もり(請求)になるんだろうか」と、お金の問題的な意味でビッグイベントと捉えている人のほうが多いだろう。
「じゃあ残り10%前後の人は車検受けねーの?」となるかもしれないが、そうではない。この残り少数派は「ユーザー車検」と呼ばれる、自身で車検を通しに行く人たちだ。
「車検? そんなこと一般人ができんの?」と思う人も少なくないかもしれないが、そんなこと、できてしまうのだ。なんなら筆者がそのひとり。メリットは自賠責保険や重量税の支払い、数千円程度の検査代の支払いのみで車検が済む点。つまり、5ナンバーの小型乗用車(18年超過)であれば、自賠責保険代にプラス4万円程度で車検を通せるという、ギリギリ食うのに困らないレベルでカツカツな筆者には、大変ありがたい制度なのだ。
しかし先に伝えておくと、このユーザー車検は常日頃からクルマをメンテナンスしている人か、自身の店に検査レーンがないだけで、普段クルマ関係の会社を経営している専門業者にしかオススメできない。あくまでこれは、車検適合かどうかを国の機関が最低限チェックするだけ。パスしても安全に関する保証はないので、「車検合格=安全」でははない。前述の「筆者は貧乏だ」の答えは、中途半端に古い愛車のメンテナンスに、常日頃からお金がかかっているという背景がある……。
なので、「そんな安いの!? じゃあ僕(私)も次回はそれで!」みたいな思考はやめたほうがいい。
とはいえ、「車検ってぶっちゃけ何してんの?」と思う人も少なくないだろう。なので、「どんなポイントを車検では見ているのか」というのを、過去に6回ほど検査を受けている筆者が、簡単に流れだけ説明してみたいと思う。
まず車検を受ける前に、受付で重量税の支払いや受付をおこなう。最近では事前にオンライン支払いOKで、書類への記入も少なくなるので、このほうが圧倒的に早いのでオススメだ。ただその前に、自賠責保険にも加入しておきたい。車検を受ける前に有効な自賠責保険へ加入しているか、チェックされるからだ。保険の内容などはどこの保険会社でも同じなので、加入できる場所であればブランドなど気にせず、入れる場所で先に入っておこう。期間などは選べるので、どのくらい必要かは自身の使い方次第だが、車検を受けるタイミングなどによってズレが発生する可能性もあるので、無加入期間を避けるために25カ月で入っている人が多い。
書類のチェックが終わったら複数ある検査レーンに並ぶのだが、ユーザー車検を受ける一般人向けに、補助などをしてくれるスタッフがいる検査レーンがある場所もある。「初めてなんですけど」みたいに、検査に不安がある人は最初に受付に伝えると、オススメのレーンを教えてくれる。ちなみに、時間や時期にもよるが、かなり並ぶことが多い(30分〜1時間程度)。余談だが、年度末はとんでもないことになっているそうだ。
並んだあと、順番が来るとスタッフが目視で「灯火類」「ワイパー」「ウォッシャー」「クラクション」をチェックする外まわり検査。その後、車台番号や車検証、車内のチェック、オドメーターの確認などを行う。改造車などであれば、このタイミングでマフラーの音量を測ったり、車高を測ったりする。
ここでいきなり問題があれば、問題箇所を直して再度受験(はるばる並び直し)となる。それと、ここでもう1度「初めてで不安」とか「やり方を忘れた」と伝えておくと、クルマと並走しながらスタッフが助けてくれる。
