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港で見かけた大きなスロープ! 荷物の積み込みに重要な意味をもつ「バンニングスロープ」の使い方とは (1/2ページ)

港で見かけた大きなスロープ! 荷物の積み込みに重要な意味をもつ「バンニングスロープ」の使い方とは

この記事をまとめると

■バンニングスロープはフォークリフトをコンテナ奥まで導き荷役効率を大きく高める装置

■高さ制限のあるコンテナ内で正確に操作するには高度な運転技術が求められる

■港湾の荷役現場では地味な装置が作業全体を支える重要な役割を担っている

何気なく見える装置ほど現場では欠かせない

 港湾エリアで取材していると、普段では見られない光景に出会うことも多い。そのなかで、地味なのに筆者の心をつかんで離さなかったのが「バンニングスロープ」だ。バンニングスロープはバンステージ、コンテナスロープとも呼ばれ、海上コンテナの積み降ろし荷作業時に活躍するアイテム。見た目はただのスロープ、しかしこれがどれほど荷役作業にとって重要で効率化の助けとなっているかを説明しよう。

 まずもっとも注目したいのは、フォークリフトがコンテナのなかまで入って作業していることだ。フォークリフトは便利だが、マスト部分が上部へ伸びていることもあり、荷物を運び入れる先に高さ制限があると手前で荷物を下ろすことになる。

 これは筆者が配送の仕事をしたときに痛感した弱点でもある。パレットに積まれた荷物を運んでくれるフォークリフトだが、軽バンに荷物を積み込む最後の段階になって、無情にもフォークリフトは荷物を手前に下ろしてしまう。なぜなら軽バンのバックドアが邪魔で荷物を奥まで入れることができないからだ。つまりはここから手積みとなる。

 これが20フィートコンテナなら約6メートル、40フィートコンテナなら約12メートルも奥行きがあるため、さぞかし荷役作業は大変だろうと考えていたのは筆者の大きな勘違いだった。

 なにせこのバンニングスロープがあれば、路面とコンテナの高さの違いを埋めることができる上に、フォークリフトがコンテナの奥まで入り込めることで、荷物を労せずして積み込むことができるからだ。そしてなにより、コンテナにすっぽりと収まってしまうフォークリフトの姿は新鮮で衝撃的だった。ちなみにドライコンテナの内寸は高さが2390mmなので、この高さのうちでぶつからないようにフォークリフトを操作する必要がある。

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