WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

ハイパーカーを世に知らしめた始祖! スーパーカーを超えるパガーニ・ゾンタの恐るべき世界【21世紀スーパーカーFILE #010】 (1/2ページ)

ハイパーカーを世に知らしめた始祖! スーパーカーを超えるパガーニ・ゾンタの恐るべき世界【21世紀スーパーカーFILE #010】

この記事をまとめると

■スーパーカーを超えるハイパーカーの始祖となった1台にパガーニ・ゾンダがある

■パガーニはランボルギーニでデザイナーとして活躍したオラチオ・パガーニ氏が設立した

■ゾンダをスタートとしてパガーニは21世紀に飛躍的な成長を遂げた

オラチオ・パガーニの夢はスーパーカーを超えた

 それまでのスーパーカーという世界を超越する、ハイパーカーというジャンルが生まれて、もうどのくらいの時間が経っただろうか。正直なところスーパーカーとハイパーカーの違いには明確な定義はあるわけではなく、あえて自分なりに考えてみても、ハイパーカーはスーパーカーよりもさらに高性能で生産台数が少なく、そして何よりスーパーカー以上に高額なプライスが掲げられるモデルといった程度の言葉を思い浮かべるのみだ。

 だが、ハイパーカーの始祖となったブランドをいくつか紹介するのは簡単だ。そのなかのひとつがここで紹介するイタリアのパガーニ。同社が1999年にジュネーブショーで発表した「ゾンダC12」は、間違いなくハイパーカーの先駆者的存在だろう。

 まずはパガーニ、正確にはパガーニ・アウトモビリ社の概要を解説しておこう。同社を率いるオラチオ・パガーニ氏は、アルゼンチンからイタリアへと渡り、ランボルギーニで契約デザイナーとしての、またカーボンコンポジッド素材などの研究者としての職を得た人物だった。

 ランボルギーニ時代には「ディアブロSE」や「カウンタック・エボリューション」、そしてあの「カウンタック・アニバーサリー」を始め、さまざまなデザインを担当し、独立したあとにパガーニ・アウトモビリを立ち上げている。

 オラチオにとって幸運だったのは、同じアルゼンチン出身の元F1ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオとの出会いだった。彼はメルセデス・ベンツ製のエンジンを使用することを提案したほか、開発時にさまざまな意見をパガーニに与え、同時にオラチオはまさに美の極み、芸術品ともいえるボディとインテリアのデザインを描き出した。

 このようにして完成したファーストモデルの「ゾンダC12」は、394馬力の最高出力を発揮する6リッターのメルセデス・ベンツ製V型12気筒エンジンを搭載し、332km/hの最高速を誇ったのだ。

 オラチオはそのデザイン・コンセプトを、かつてのグループCカーのスタイルをオンロードで再現することと説明していたが、その目的は確かに達成されていることは誰の目にも明らかだろう。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了