WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

走れば走るほどクルマのボディに鉄が刺さるってどういうこと? 除去しないとどんどんクルマが傷んでいく「鉄粉」対策とは (2/2ページ)

走れば走るほどクルマのボディに鉄が刺さるってどういうこと? 除去しないとどんどんクルマが傷んでいく「鉄粉」対策とは

この記事をまとめると

■洗車しても艶が戻らない原因のひとつに鉄粉がある

■空気中に舞うブレーキダストなどがボディに乗って鉄粉となる

■鉄粉はセロファンで簡単にチェックできるだけでなく自分で除去することもできる

クルマの塗装面に刺さって錆びる鉄粉

 愛車を洗車したとき、自分でコーティング処理をしたとき、ワックスをかけたとき、ボディを拭き上げたとき、なんだか引っ掛かりがある、しかしボディはきれいなように見える……。しっかり洗車をしているのに最近、なんだか塗装の艶が失せてきたような……。その原因こそ、塗装面の大敵、鉄粉である。

 そんな鉄粉はどうして塗装に付着してしまうのだろうか。微細粒子である憎き鉄粉がどこからやってくるのかといえば、まずはクルマのブレーキからの排出で、ブレーキダスト、ブレーキパッドで削られたブレーキローターの粉が舞って空気中に浮遊している鉄粉が、駐車中・走行中を問わず、ボディに乗ってしまうのだ。

 さらに、鉄道線路の近く、金属加工工場や鉄工所などの近くに駐車していても、日々、排出される鉄粉の被害に見舞われることになる。

 さらに恐ろしいことに、ボディ(塗装面)に乗った鉄粉は、エンジン車ならボンネットの熱、太陽光などによって温められ、塗装面に刺さって酸化し、塗装面を侵してしまうのだからやっかい。

 放置し続けていると、美観だけでなく、鉄粉が水と酸素に触れ、塗装面に刺さったサビとなってしまうのだから恐ろしい。繰り返すけれど、クルマの、塗装面の大敵なのだ。

「いや、うちのクルマを見る限り、鉄粉なんて見えないし、付いていないんじゃない?」と思うのは早合点。以下の方法で確認してみると、多くのクルマに鉄粉が付着していることがわかり、驚くはずである。

 その方法だが、チョコレートなどのお菓子の袋状の透明フィルム(=セロファン。タバコなどの薄い包装フィルムでもOK)に指を入れ、洗車してきれいにしてあるボディの塗装面、とくに上面(ボンネット、ルーフ、トランク、塗装バンパー上部など)をそーっと撫でてみてほしい。フィルムによって触覚が鋭くなり、ザラザラしてはいないだろうか。そのザラザラこそ、鉄粉が付着、刺さっている証拠なのである。

 しかし鉄粉は、すでに説明したように、ただ塗装面に乗っているだけでなく、刺さっているため、シャンプー洗車やクリーナー、コンパウンドでも落とせない。

 では、どうやって素人が鉄粉を除去できるのか。そう、鉄粉除去専用のアイテム、ケミカルを使えばいい。市販されている、昔からある粘土状のクリーナー(実態はほぼ粘土のようなもの)を使うか、プロ仕様の鉄粉クリーナーで除去することができる。

 粘土クリーナーのメカニズムは、粘土が鉄粉を吸着することで、塗装面に刺さった鉄粉を除去してくれるわけだ。使い方は、カーシャンプーで洗車したあと、塗装に合った(研磨剤なしを推奨)粘土クリーナーを手でこねて柔らかくしたあと(寒い時期はぬるま湯につけると柔らかくなる)、ホースの水、または霧吹きなどに作ったシャンプー溶液をかけながら、やさしく、圧をかけず(粘土の重さだけかける感じ)、滑らすように、30cm四方の作業を目安にして、塗装面に触れた(鉄粉を取り込んでいる)面をマメにこねて新しい面を使いながら作業していけばいい。

 シャンプー溶液を併用しないと、粘土クリーナーが塗装面に貼り付き、塗装面を痛めるので要注意。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了