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世は「大クロス時代」! クルマを売るための魔法の言葉「クロス」ってなんだ? (1/2ページ)

世は「大クロス時代」! クルマを売るための魔法の言葉「クロス」ってなんだ?

この記事をまとめると

■国産車はもちろん輸入車や軽自動車にも「クロス」の名が与えられたモデルは多い

■「クロス」はSUVブームのなかで生まれた最強のサブネームといえる

■「クロス」のなかには中身が別物なモデルや見た目だけSUV風にしたモデルもある

SUVカテゴリーには「クロス」を名乗るモデルが増殖中だ

 最近、「クロス」「クロスオーバー」なるネーミングが付けられたクルマが幅をきかせている。「クロスオーバー」で思い出されるのが、1970年代にジャズとロックを組み合わせた(クロスオーバーさせた)音楽が流行し、ボブ・ジェームスやスティーリ・ダンなどのアーティストの楽曲を振り返る人もいるはずだが、クルマの場合は乗用車をベースにタフ感ある内外装を与え、大径タイヤを履き、しかし街乗りを意識したクルマ、というのがわかりやすい説明になると思う。

 ただし、同じ「クロス」を使った「クロスカントリー」モデルになると、そのカントリーというイメージからも想像できるように、ワゴンをSUV風に仕立て、荒野をもろともせずに走れる、走破性に特化した4WDモデルということになるだろうか。

 このところSUVが世界的に人気なのは周知のとおりだが、16代目トヨタ・クラウンの第一弾は、時流に乗って、なんとクラウンクロスオーバーを名乗り、それまでのクラウンセダンからの伝統からは想像もつかないSUV風のスタイリングを纏って登場したことは記憶に新しい。

 いまや「クロス」「クロスオーバー」を名乗るクルマも数多く存在するが、振り返れば、1993年にデビューしたホンダの初代「クロスロード(ランドローバー・ディスカバリーのOEM車)」および2007年登場の純ホンダ製2代目ストリームのクロスオーバーモデルである3列シートの2代目「クロスロード」が、いわゆるクロスオーバーモデルの先駆けといっていいだろう。2代目「クロスロード」はコンパクトミニバンとSUVをクロスオーバーさせたモデルだったわけだ。

 空前のSUVブームのいま、自動車メーカーはさまざまな「クロス」「クロスオーバー」を名乗るクルマを続々と発売している。国産車では上記のトヨタ・クラウンクロスオーバー、ヤリスクロス、カローラクロス、三菱エクリプスクロス、スバル・クロストレック、三菱ekクロス、ekクロススペース、ダイハツ・タントファンクロス、そして「クロス」の派生語(!?)ともいえるホンダのフィットクロスター、フリードクロスター、スズキのクロスビーなどが顔を揃えている。

 SUVがひしめくこの時代、クルマのキャラクターを引き立てるのに「クロス」「クロスオーバー」といったサブネームは購買に直結。

 そのいい例が、ダイハツ・タントで、N-BOXに対して売れ行きが落ちてきたタイミングでタントファンクロスを発売し売上を伸ばした経緯もあるほどだ。

 過去には日産スカイラインクロスオーバー、トヨタ・アクアクロスオーバーも存在した。

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