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再びFRへと回帰したフェラーリのフラッグシップ! 575Mマラネロは「V12のライバル」ランボ&アストンへの強烈なメッセージだった【21世紀スーパーカーFILE #012】 (2/2ページ)

再びFRへと回帰したフェラーリのフラッグシップ! 575Mマラネロは「V12のライバル」ランボ&アストンへの強烈なメッセージだった【21世紀スーパーカーFILE #012】

この記事をまとめると

■フェラーリ550マラネロの進化版として575Mマラネロが2002年にデビューした

■5748ccに排気量アップしたV12は515馬力で最高速度は325km/h

■575MマラネロのMTモデルはわずか246台と希少性が高い

MRからFRへと回帰したフェラーリの12気筒2シーター

 フェラーリ伝統のV型12気筒エンジンを搭載するロードモデルが、それまでのFR(フロントエンジン・リヤドライブ)から、MR(ミッドシップエンジン・リヤドライブ)へと基本設計を大きく変更したのは、1973年に生産が開始された「365GTB4BB」でのことだった。

 新たに180度のバンク角をもつV型12気筒エンジンを開発し、それを5速MTの上に配置することでパワーユニットのミッドシップ化を実現した365GTB4BBは、1976年には排気量を4.4リッターから5リッターに拡大した「512BB」へと進化。さらに1981年にはインジェクション仕様の「512BBi」を生み出し、1984年には同じくMRの基本設計を採用するとともに、搭載される180度V型12気筒エンジンをDOHC 48バルブ化した「テスタロッサ」にその市場を譲ることになる。

 このテスタロッサが1992年に「512TR」へと、そして1994年には「F512M」に進化を遂げたことは、フェラーリの歴史に詳しい人には周知のとおりである。

 だがフェラーリが、V型12気筒エンジンを搭載するシリーズモデルをMRとしたのはここまでだった。1996年にデビューした新世代のV型12気筒2シーター、「550マラネロ」で、フェラーリは、再びFRの基本設計を選択。これにはフルサイズ2+2の「456GT」ですでに登場していた5.5リッターの65度V型12気筒DOHC 48バルブエンジンが485馬力の最高出力で搭載され、320km/hの最高速など、前作のF512Mを上まわる運動性能を実現してみせたのだった。

 ここで紹介する「575Mマラネロ」は、この550マラネロのビッグマイナーチェンジ版であり、2002年のジュネーブショーで正式に発表されたモデルだ。

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