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神の名前に不死鳥まで壮大さハンパなし! クルマの車名には「ギリシア神話」由来の壮大な名前が登場しまくっていた (2/2ページ)

神の名前に不死鳥まで壮大さハンパなし! クルマの車名には「ギリシア神話」由来の壮大な名前が登場しまくっていた

この記事をまとめると

■昭和期の家電やクルマは荘厳さを感じさせる名称が主流だった

■かつて車名にはギリシア神話の神や英雄の名が多く使われていた

■近年は親しみ重視の名称が主流となり価値観が変化しているといえる

ギリシア神話に彩られた往年の車名文化

 昭和の時代は、なにかにつけ「荘厳さや壮大さを感じさせる商品名」が流行っていたように思う。

 その昔は、たとえば家庭用エアコンにも「霧ヶ峰」という、壮大で雄大な感じの商品名が付けられた。霧ヶ峰はいまでも現役バリバリの商品ではあるのだが、昨今の家庭用エアコンの商品名には「うるさらX」や「白くまくん」など、壮大さや荘厳さとは真逆の語感を用いるのがメインストリームになっている。荘厳・壮大な語感は、いまやあまり流行らないのかもしれない。

 そしてクルマの商品名も、昨今は「ルーミー」「サクラ」「タント」などのぽわんとしたニュアンスの名前になっていることも多いが、かつては荘厳系や壮大系の車名が主に採用されていた。

 そして荘厳系・壮大系車名の元ネタになることが多かったのが「ギリシア神話」だ。

 ご承知のとおりギリシア神話とは、古代ギリシアで語り継がれていた神々や英雄、怪物などをめぐる物語の体系。そこに登場するけっこうな数の神々の名が、そのまま車名に流用されていたのである。

 たとえば日産シルビアの「シルビア」は、ギリシア神話に登場する狩りと貞節の女神「アルテミス(ローマ神話ではディアーナ)」に使えるニンフ(精霊=下級の女神)の名前。女神といっても下級のそれであるため、荘厳さには若干欠けるのかもしれないが、いちおうは荘厳系の車名である。

 そして、フルサイズピックアップトラックである日産タイタン、または小型~中型トラックであるマツダ・タイタンの「タイタン」は、ギリシア神話における巨人またはその一族の名で、天空神ウラノスと大地女神ガイアから生まれたクロノスなどの神々のことを指す「ティタン」の英語読みだ。

 ……そういえば「トヨタ・ガイア」「マツダ・クロノス」なんてクルマもあったなぁと思い出したが、いずれにせよ巨人族の名である「タイタン」は、フルサイズピックアップや中型トラックの車名としてはふさわしいだろう。やや大げさとも思うが。

 スバル・アルシオーネの「アルシオーネ」は、ギリシア神話に登場する7人姉妹「プレーイアデス」のひとりである「アルキュオネー」に由来するものではなく、プレアデス星団(和名:すばる)でもっとも明るい恒星である「アルキオネ」から取られている。だが「スバル」というブランド名の由来となったプレアデス星団(すばる)の名前が、そもそもギリシア神話のプレーイアデスから来ているため、スバル・アルシオーネも「根本的に考えるならギリシア神話由来」と見るべきであろう。

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