
この記事をまとめると
■メルセデスAMGがオーナー向けサーキット試乗会を開催した
■幅広いAMGモデルのラインアップのほとんどが体験可能
■AMGモデルの魅力を十分に実感できるイベントとなっていた
日本市場で強い存在感を放つAMG
いわゆるエンスーな好事家で、「AMG」の3文字を見たことがないというひとはいないだろう。メルセデス・ベンツのハイパフォーマンス部隊の彼らは、1967年にハンス・ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャーが設立した独立チューナーを起源にもち、社名の「AMG」は2人の姓と本拠地グロースアスパッハの頭文字から取られている。
当初はレース用エンジン開発を手がけていたが、1999年にダイムラー傘下に入り、2005年にメルセデス・ベンツの完全子会社とされた。現在では独自開発のV8エンジンや直列4気筒ターボを搭載する高性能モデルを展開し、F1やDTMなどのモータースポーツ活動も継続。象徴的な「ワンマン・ワンエンジン」をはじめ、レースで得た技術を市販車に反映させる姿勢は、創業以来一貫している。
自動車メーカーにおいて、ハイパフォーマンス・モデルを専門に手がける部門が存外に高いプレゼンスを示すことは得てして起きる。たとえばBMWの「M」や、最近ではトヨタの「GR」が好例だろう。そしてそれはメルセデスAMGにおいても例外ではない。
ことに、我が国でのメルセデスAMGの人気は極めて高い。国別販売台数ランキングでも例年上位に位置しており、AMG東京世田谷が世界初のAMG専門拠点として設けられた事実も、いかに日本が重要な市場と捉えられているかということの証左となるだろう。
そんな背景もあってか、メルセデス・ベンツ日本がAMGモデル限定のサーキット試乗会を開催した。会場は、世界屈指のプライベートサーキットとして知られるTHE MAGARIGAWA CLUB。招かれたのはメルセデスAMGモデルのオーナーが中心となった。
会場に足を踏み入れると、ずらりと並んだメルセデスAMGの現行モデルが出迎える。試乗車以外では超高級ラインであるメルセデス・マイバッハのモデルが展示されるなど、何十台というメルセデスがパドックを埋め尽くす風景はまさに壮観というほかない。
THE MAGARIGAWA CLUBが車両によっては250km/hオーバーも容易い高速コースということもあって、サーキットコース内での試乗は先導付きの隊列走行となる。しかしながらそのペースは結構なもので、一般道では体感しえない領域の走行となっていることは外から眺めていても明らか。試乗を終えてクルマから降りてくるユーザーたちは、一様に高揚する気分を抑えられないといった様子である。
