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そういやよく見かけるけど考えたことなかった! 赤三角に四角と十字の組み合わせの標識はどういう意味?

そういやよく見かけるけど考えたことなかった! 赤三角に四角と十字の組み合わせの標識はどういう意味?

この記事をまとめると

■高速道路には一般道ではあまり見ない標識が多い

■雪国特有の標識も存在している

■不思議な標識を調べてみると面白い知識が得られる場合がある

なにを意味してるかわからない不思議な標識たち

 世のなかにはさまざまな標識があるが、なかには知る人ぞ知るというマイナーなものもある。一般的な交通標識は教習所でも学習するし、直感的にその意味がわかるものも多いのだが、マイナーな標識になると、それがいったいなんのためにあるのか、どういう意味なのか首をかしげてしまうことも多々ある。そこで今回は高速道路で見られる、知らないと意味がわからないマークについて解説していこう。

 まずひとつ目は赤い逆三角形マークについてだ。高速道路を走る機会があれば、是非この赤い逆三角マークを見つけてもらいたい。とくに郊外へ向かう大き目の高速道路であればわざわざ探さなくても、すぐに見つけることができるはずだ。それぐらい数が多い。この謎の逆三角マークの正体は「遮音壁開口部標示板」。遮音壁(走行する車輌の騒音から周辺地域を防護するために設置された壁)が連続して設置されているエリアから、緊急時などに脱出するために設けられた開口扉の位置を表示するものなのだ。

 要するに何らかのトラブルが発生し、高速道路内から脱出するところの場所を教えてくれているのだ。緊急時以外に使うことはほぼないであろうが、万が一のときのためにも知っておいて損はないだろう。

 では次に同じく高速道路で見られるが、その意味がわからないばかりか設置されているエリアも限定されるという標識について見てみよう。この標識があるのは降雪量が多いエリアとなっている。つまり雪と大きく関係があるのだが、それほど大きくはない看板なので、もしかすると頻繁に高速道路を使う人であっても見過ごしていたりその意味を知らない人の方が多いのではないだろうか。

 この少し控えめな標識は「投雪禁止区域指定標識」と呼ばれるもので、簡単に説明すればこの看板がある区間は道路外に雪を捨ててはいけないということを表している。区間と書いたが、じつはこの標識の設置には一定の法則がある。それは必ず四角と十字が書かれたものがふたつで1セットになっていることだ。さらに必ず手前に設置されるのが四角で、奥が十字だというのも面白い。

 ではこの設置のルールについて説明しよう。この標識がある場所は民家や道路など雪が落ちると危険な場所が隣接する区域なので除雪車の稼働が制限さる。そして、この雪を投げ捨ててはいけない区間は一般道との交差箇所や、高速道路の下に民家がある場所であり、禁止区間では、下にいる人やモノ、クルマに危害を与えないようにするため、除雪車は一時的に投雪を止めるというのが真相だ。

 ここまでの説明投雪禁止区域指定標識は一般ドライバーには無関係だということがおわかりいただけたと思う。

 では最後にこの標識についての雑学をひとつ紹介しておこう。四角形のものが区域の始点、十字のものが終点であることが前述のとおりだが、このデザインは除雪車の投雪口の開閉をイメージしている。そして「投雪禁止区域指定標識」の面白いところは、道路業界で2つ合わせて「グーパー標識」と呼ぶのだ。その由来は標識の形から連想される形がじゃんけんのバーにいるからだ。始点がグーで終点がパーとなっている。

 余談では雪にまつわる標識の話が出たついでに、もうひとつの標識をひとつ紹介しておこう。高速道路に設置される標識とか少し違うが、雪深い地方ではちょくちょく目にする上空に設置された矢印の看板。この正式名称は「固定式視線誘導柱(矢羽根型)」で、雪に埋もれない高い位置から道路の端を示すために、矢印型の標識を上から吊るすような形が採用されている。地上から約4〜5メートルの高さに設置されているのは、大雪でも隠れないようにするためだ。

 このようにエリアが限定されるものや、一般ドライバーには無関係だが数多く設置されているものなどそのバリエーションは非常に多いのが標識の面白いところだろう。

 高速道路を走っているときに役目や意味がよくわからない標識に出会ったときは、ぜひその正体を調べてもらいたい。そこには意外な事実が隠れているかもしれない。

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