
この記事をまとめると
■ディーゼルエンジン車はランニングコストが安いといわれている
■中古でディーゼルモデルを探すと過走行といっても過言ではない物件が少なくない
■エンジン自体はかなり頑丈なので走行距離が多くても問題ないケースも多い
中古のディーゼルエンジン車に過走行車が多い理由
さまざまなものが値上げの対象となり、燃料も爆上がりした時期よりは落ち着いたものの、やはり高値安定状態が続いている現在。とはいえ日常的にクルマを使用しているユーザーにとって、クルマを使用しないという選択肢はなかなか選びにくいもの。
それならいっそのこと、燃料コストが安く比較的燃費がよく、豊かな低速トルクも魅力的なディーゼルモデルに乗り換えようと考えている人もいるのではないだろうか?
もともとディーゼルモデルはガソリンモデルに比べて車両本体価格が高額という点がネックとなるが、アシとして割り切るのであれば、中古の格安個体でも……と思って調べてみると、20万km超の過走行車でも店頭に並べられている事実に気付いた方も多いのでは?
ガソリンエンジン車であれば、日本だと10万kmがひとつの区切りとされることが多く、20万kmを超えるようなものはよほどレアなモデルでもない限りはなかなか店頭に並ぶ商品車とはなりにくいもの。
これは昔のガソリンエンジン車は10万kmくらいの走行距離で、さまざまな不具合が発生するようになっていたことの名残であり、古いクルマのオドメーターは10万の位がないものもあったほどだったのだ。
一方、ディーゼルエンジンはそもそもスパークプラグを用いずに高圧縮で自然着火をさせることでエンジンを動かすという性質上、各部がかなり頑丈につくられているので、10万km程度の走行ではビクともしないという点が大きな違いとなっている。
そのため、ディーゼルモデルは走行距離がかさんでいても商品車となり得る状態を維持しているものが多いということになるのだ。
また、近年のクリーンディーゼルは煤の体積が問題となることが多いが、これはチョイノリで発生することが多く、定期的に長距離を走っている個体のほうが相対的によい状態をキープしやすいという点も影響しているといえるだろう。
このように、ディーゼル特有の特徴ゆえに距離飛びの個体が多いといえるのだが、いくらエンジン本体の調子がよかったとしても、内外装や足まわりなどは走行距離なりの劣化が発生している可能性は高いので、価格だけに釣られることなく、しっかり実車を確認した上で選びたいところだ。
