
この記事をまとめると
■ランドクルーザーFJは全長4575mmのボディに本格クロカン性能を凝縮した
■ハイラックス系ラダーフレーム採用で高耐久を実現
■2026年秋登場説も浮上し販売店では争奪戦を警戒している
コンパクトでもランクルはランクル
今後登場するトヨタの新型車で、とくに注目される車種がランドクルーザーFJだ。ランドクルーザーを名乗るから悪路向けのSUVだがボディはコンパクトで、全長は4575mm、全幅は1855mm、全高は1960mmだ。ボディサイズを既存のSUVに当てはめると、現行マツダCX-5に近く、トヨタ車ではコンパクトSUVのカローラクロスよりも少し大きい。
ただしランドクルーザーFJのシャシーは、ほかのトヨタのSUVとは違っている。悪路向けのSUVだから、耐久性の優れたラダー(ハシゴ型の)フレームに、ボディ、エンジン、サスペンションなどを架装するが、ランドクルーザー250/300などとは異なるタイプを使う。
ランドクルーザーFJのシャシーは、タイで生産されるピックアップトラックのハイラックスチャンプと基本的に共通だ。IMVというシリーズに属する。今後日本で販売されるランドクルーザーFJも、タイ製を輸入する可能性が高い。
ランドクルーザーFJのホイールベースは2580mmだから、ハイラックスチャンプのショート版と同じ数値だ。このホイールベースは普通乗用車としては短く、軽自動車で人気が高いN-BOXの2520mmに近い。
最近はピックアップトラックと共通のシャシーを使うSUVは減ったが、ラダーフレームの採用など、共通点は依然として多い。次期パジェロも、ピックアップトラックのトライトンと共通のシャシーを使う。
つまりランドクルーザーFJは、コンパクトなボディでも優れた耐久性が必要だから、ハイラックスチャンプとシャシーを共通化した。ランドクルーザー250/300のシャシーはサイズが大きいために使いにくい。ランドクルーザーFJのエンジンは、直列4気筒2.7リッターのガソリンで、最高出力は163馬力、最大トルクは25.1kg-mだ。トランスミッションは6速ATになる。
このパワーユニットは基本的にランドクルーザー250のガソリンエンジン車と共通だ。ランドクルーザー250の車両重量は2240kgだから少しパワー不足だが、ランドクルーザーFJは2100kg程度と予想される。ボディが少し軽いぶん、加速性能も多少は優れているだろう。
ランドクルーザーFJの価格は370〜450万円と予想される。タイで生産される輸入車で、今の円安傾向を反映すると500万円を超える可能性もあるが、仮にそうなるとランドクルーザー70・AXの480万円を上まわってしまう。ランドクルーザー70は、ランドクルーザーFJよりもボディが大きく、エンジンは直列4気筒2.8リッターディーゼルターボだ。ランドクルーザーFJがランドクルーザー70の価格を超えることは考えにくい。
なお2026年4月中旬、販売店にランドクルーザーFJについて尋ねると以下のように返答された。「ランドクルーザーFJに関してはメーカーから何も聞いていない。それでも今年(2026年)の9月ごろには発売されると思う。ただし購入を希望されているお客様が多く、注文を受けるのは困難かもしれない」。
購入を希望しているなら販売店に出向き、購入の意思を伝えて、予約受注などのスケジュールがわかったら教えてもらえるように頼んでおきたい。また店舗によって購入希望者の数も尋ねる。大勢の顧客が順番を待つ店舗は避けて、なるべく空いている店舗に尋ねておきたい。
