
この記事をまとめると
■中国の東風汽車有限公司こと「ドンフェン」が日本に上陸する
■日産の中国専売車「N7」の兄弟車をタジマモーターコーポレーションが輸入する
■「モンスタースポーツ 007」と名付けられワンメイクレースも企画中だ
中国から新たなEVがやってきた!
今年1月のオートサロンで、中国製電気自動車(EV)のモンスタースポーツ007が公開された。扱うのは、ドンフェンジャパン(DONGFENG JAPAN)である。
ドンフェンとは、耳慣れないメーカー名だが、中国の東風汽車有限公司のことで、その東風を、DONGFENGと英語表記し、日本語ではドンフェンになる。日産自動車と合弁で2003年から操業をはじめた。東風汽車の前身は、第二自動車製造工場といって、1969年に設立されている。
モンスタースポーツ007は、そうした関係から、日産が中国で販売するEVのN7の兄弟車にあたるという。
日産N7は、昨2025年から中国で発売されている前輪駆動のEVセダンだ。4ドアでありながら、流麗な外観の空気抵抗係数は、Cd値0.208であるとのことだ。そもそもこのEVは、東風eπ(エピ)007を基にしている。ただし、エピ007は、レンジエクステンダーの位置づけである。
N7が前輪駆動であるのに対し、モンスタースポーツ007は、4輪駆動のEVだ。最高出力は400kWで、0〜100km/hを3.9秒で駆け抜ける。車載のバッテリー容量は約73kWhで、一充電走行距離は540kmとのことである。
ちなみに、テスラ・モデル3プレミアムは、4輪駆動のデュアルモーターで一充電走行距離が766kmとなっている。ただ実用上は、モンスタースポーツ007のように500km以上連続走行できれば十分ではないか。
モデル3のプレミアムは0〜100km/hの加速が4.4秒で、パフォーマンスになると3.1秒となっている。こうした加速性能は、EVでは特別なことでない。それでも、EVであることによって、これら加速性能は、エンジン車のポルシェに匹敵するほどだ。
車体寸法は、モデル3に比べモンスタースポーツ007のほうが、全長・全幅ともに若干大きく、全長4880mm、全幅1895mmである。
今回のモンスタースポーツ007の日本導入においては、タジマモーターコーポレーションの田嶋伸博会長兼社長がアドバイザーとしてかかわっているという。モンスター田嶋の異名で知られる氏は、ダートトライアルや米国パイクスピークでの活躍で知られるレーシングドライバーでもあり、代表を務めるタジマモーターコーポレーションでは、EVコミューターなどの独自開発も知られる。
モンスタースポーツ007を使ったワンメイクレースも企画されているようで、EVの走行性能の高さを示す活動は、モンスター田嶋の面目躍如たるところでもあるだろう。
