
この記事をまとめると
■交通違反をすると内容次第で「青切符」や「赤切符」によって取り締まりを受ける
■青切符では反則金を支払い赤切符ではより重い罰金を支払うことになる
■お金は国庫金として集められ「交通安全対策特別交付金」として各都道府県に給付される
集めた反則金はどこに行く?
交通違反をすると、違反の内容に応じて青切符または赤切符が交付されます。このうち、比較的軽微な違反をしたときに受け取る青切符は、反則金を納付することで交通違反に関する手続きを終わらせることができます。そのため、青切符を受け取った人は反則金を納めることが多いです。
では、この納めた反則金はどのように使われているのでしょうか。今回は、反則金の使い道、罰金と反則金の違い、反則金が警察官の給与や賞与に充てられているか、ということについて解説します。
交通違反をしたときに納付する反則金とは? 罰金との違いは?
交通違反のうち、比較的軽微な違反をしたときに交付されるのが青切符です。この青切符に記載されている告知内容に異議がない場合は、交付された日を含めて8日以内に反則金を郵便局か銀行に納付すると、刑事裁判や家庭裁判所の審判を受けず違反が処理されます。
交通違反の取り締まりで交付されることが多いのは青切符ですが、悪質な行為や危険性が高い違反をした場合は赤切符が交付されます。赤切符は、反則金制度が適用されません。そのため、罰金をはじめとする刑罰の対象となります。
このような違いがあるため、「交通違反をしたときに納める金銭=罰金」ではないということです。軽微な違反をして青切符の交付を受けたときに納めるのが反則金(行政上の制裁金)、赤切符を受け刑罰となるのが罰金となります。このような違いがあるため、反則金と罰金は同じように思ってしまいますが、じつは違うものなのです。
納められた反則金の使い道とは?
では、比較的軽微な交通違反をしたときに納める反則金は、どのように使われているのでしょうか。
各都道府県警察が公開しているQ&Aによると、交通違反で納められた反則金は、国庫金として国に集められたのち、「交通安全対策特別交付金」として全国の都道府県および市町村に交付されるとのことです。
この「交通安全対策特別交付金」は、信号機、道路標識、歩道、道路反射鏡など、交通安全に関わる設備や救急自動車の購入といった特定の目的にのみ使用される交付金となります。
そのため、交通安全の目的以外に使用することはできないようになっています。なお、「交通安全対策特別交付金」は、交通事故の発生件数や人口の集中度などに応じて各都道府県や市町村に交付されます。
「警察官の給与や賞与などに充てられる」という噂は本当か?
交通違反の反則金が警察官の給与や賞与に充てられているといった噂が一部であるようです。この噂は本当なのでしょうか。
このことについて調べてみると、北海道警察の「交通違反反則金のよくある質問」に、その答えが見つかりました。北海道警察のホームページには、「たまに『(反則金が)警察官の給与や賞与に充てられているのでは……』と疑う方がいますが、そのようなことはありません」とハッキリと書かれています。
反則金の使い道の目的や北海道警察が公開している情報からも、反則金が警察官の給与や賞与に充てられることはないといえるでしょう。
反則金を納めないようにするにはとにかく交通違反しないこと!
交通違反によって納付された反則金は、道路の維持や管理に使われているため、道路利用者のために役立っていることはわかったものの、道路を利用する人、つまり運転者からすれば反則金は納めたくないもののひとつです。
反則金を納めないようにするために今すぐできることは単純明快で、交通違反をしないということです。交通違反をして反則金の納付を命じられないようにするためにも、クルマの運転をはじめ、道路を利用する際は、交通ルールをよく認識して、守るようにしましょう。
