
この記事をまとめると
■シトロエンのコンパクトSUVとなるC3エアクロスハイブリッドが日本発売された
■48Vハイブリッドや独自サスペンションを採用したシトロエンらしい快適性を追求
■クラス唯一の7人乗りで300万円台からという戦略的価格の注目モデルとなっている
C3エアクロスハイブリッドが日本上陸
2026年7月24日、シトロエンからコンパクトSUVの新型「C3エアクロスハイブリッド」が日本発売された。
同日、都内で開催されたプレス発表会では、ステランティス・ジャパンの成田 仁代表取締役社長や、フレンチブランド担当の小川隼平氏らが登壇。BセグメントSUVとして国内唯一となる「7人乗り・3列シート」を実現した、この意欲作の全貌が明かされた。
発表会の冒頭では、ステランティス・ジャパンの成田社長が、グループの経営戦略「Dare Forward 2030」を説明。マルチエネルギー戦略の継続と強化、共通プラットフォームによる競争力の強化、地域への権限移譲の3つを重点項目としていることを明かした。そして、その戦略の象徴となるのが、この新型C3エアクロスであると述べた。
続いてステランティス・ジャパンでフレンチブランドを統括する小川隼平氏が、新型モデルの詳細なプレゼンテーションを行った。小川氏は、シトロエンが大切にしている価値観を「3つのC(Care / Clever / Creative)」という言葉で表現。
「シトロエンにとって技術は目的ではありません。人々の移動をより簡単に、より便利にするための手段です。たとえば、昨今の自動車業界では自動運転によるドリフト走行のような派手な技術が注目されますが、シトロエンが追求するのは『ワイングラスの表面が揺れないような安定した乗り心地』です。派手さはありませんが、毎日の移動を快適にするための本質的な技術を追求しています」と語り、快適さ(コンフォート)へのこだわりこそが、新型C3エアクロスの核心だと述べた。
先代モデルよりも大幅にホイールベースを延長した新型の最大の特徴は、BセグメントSUVでありながら、国内で販売されている同クラスのモデルとして唯一の「7人乗り・3列シートレイアウト」となっていることだ。そして、ここにもシトロエンのこだわりが詰まっている。
「新型は、シトロエンが100年以上追求してきた『Comfort for Everyone(すべての人に快適さを)』という思想を具現化したクルマです。3列目シートは必要に応じて展開・格納が可能で、家族での移動や3世代での外出、週末のレジャーなど、乗車人数や荷物に応じて柔軟に使いわけることができます。これはスペック上の数字ではなく、自由なライフスタイルの提案なのです」と熱を込めた。
また、走行性能においても、シトロエン独自の技術が惜しみなく投入されている。「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」と「アドバンストコンフォートシート」を標準で装備し、路面からの衝撃を効果的に吸収。小川氏が語る「魔法の絨毯」のような上質な乗り心地を実現している。
