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愛車が灰になる悲惨なトラブル! 年間250件も発生する車両火災を引き起こす「単純原因」とは

愛車が灰になる悲惨なトラブル! 年間250件も発生する車両火災を引き起こす「単純原因」とは

4517件の火災のうち約5.4%が車両の火災

 走行中にはパンクをはじめ、さまざまなトラブルが起こり得る。そのなかでもとくに警戒すべきなのが車両火災だ。多くのドライバーにとっては身近に感じにくいが、実際には大小を問わず発生している。

 東京都23区および多摩地区(稲城市を除く)を管轄する東京消防庁によると、令和6年中に管内で発生した火災は4517件。そのうち車両火災は245件で、全体の約5.4%を占める。なお、それら車両火災での負傷者は24人、死者はひとりだった。

 発生件数は平成27年(2015年)には300件台だったが、翌年の平成28年(2016年)以降は200件台で推移しており、全体としては減少傾向にあると言える。

単純なケアレスミスで車両火災は起こる

 原因でもっとも多いのは電気関係の火災で、令和6年中は96件。内訳は交通機関内配線(車内配線や電装品等)が25件、充電式電池が24件、蓄電池が11件となっている。

 配線火災の多くが、配線を固定している部分や車体に配線が擦れ、被膜が破れてショートすることが原因である。それ以外では、適合していないフォグランプのバルブを使用したが、正しく取り付けができておらず、マスキングテープで仮留めした状態で走行したため振動で脱落。バルブ部分が合成樹脂製のリフレクタ筐体に接触したことで出火したケースもある。

 令和6年の内訳を見ると、走行中の火災は94件、駐車・停車中は98件。停車中の原因でも電気関係が最多の34件で、次いでエンジンや排気管が10件だった。エンジンや排気管が関係する事例としては、エンジンオイル不足による潤滑不良から、ピストンの焼き付きやコンロッドの破損が発生。さらにメタルの摩耗が進むと、ビッグエンドやクランクシャフトにガタが生じ、最悪の場合はコンロッドがシリンダーブロックを突き破ることもある。その際に飛散したオイルが高温の排気管に付着して発火するケースが挙げられる。

 このように、日常点検や整備不足が火災につながることは少なくない。東京消防庁は「法定点検の確認、日常から点検整備を実施するなど維持管理をする。異常を感じたら車両を使用せず、専門業者に点検や修理を依頼しましょう」と呼びかけている。安易なDIYも事故につながりかねないので気をつけたい。

ゴミ出しでの不注意も車両火災の原因になるペットボトルが発火原因に⁉

 なお、気になるのが近年の猛暑による自然発火だが、そのような事例は確認されていないという。また、季節による明確な発生傾向もなく、年間を通じて注意が必要だ。

 特種車両の事例では、ごみ収集車でリチウムイオン電池が圧縮され、内部のバッテリーがショートしての出火や、スプレー缶が押し潰された際に、残留していた可燃性ガス(LPG)が漏洩。ゴミ圧縮時に生じた火花などに引火し、出火したケースがある。廃棄物の取り扱いにも十分な配慮が求められる。

※画像の一部に生成AIによって作成した画像を使用しています
※本記事は雑誌「CARトップ2026年4月号」の記事を再構成して掲載しています

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