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「まるで走るカプセルホテル」 電子レンジからエンジン停止時の冷房まで「最新大型トラック」の居住性がヤバすぎる

「まるで走るカプセルホテル」 電子レンジからエンジン停止時の冷房まで「最新大型トラック」の居住性がヤバすぎる

この記事をまとめると

■最新大型トラックはハイルーフを中心に居住性と快適性を大幅に向上

■エンジン停止中も冷房が使え100V電源で家庭用家電も利用可能

■快適な休息環境がドライバーの健康と労働環境の改善につながる

ドライバーの休息を変える最新装備

 近年の大型トラックハイルーフは大型化しているといわれるが、単に空間が広くなっただけではない。「走るIoTオフィス兼カプセルホテル」と呼べるほどのハイクオリティ化を遂げているのだ。それにより、トラックドライバーの休息の質は劇的に向上したといわれている。

①電動パーキングクーラー(蓄冷・サブバッテリー式)

 夏場の仮眠にクーラーは不可欠。その動力を得るためには、アイドリングの騒音と振動に悩まされるのが常であった。しかし、最新モデルではエンジンを止めた状態でもバッテリーだけで車内を冷やすことが可能になった。電動パーキングクーラーが、標準装備やオプション設定されるようになったからだ。

 三菱ふそうのスーパーグレートなどで採用が進むシステムでは高効率なサブバッテリーを搭載。真夏の熱帯夜でもエンジンを停止した状態で8時間以上の連続冷房が可能となっている。こういった装置により、排気ガスを出さないだけではなく、深夜のパーキングエリアにおける騒音問題からドライバーを解放し、静寂のなかで深い睡眠をとれるようになったわけだ。

②車内スマートコントロール

 コクピットのハイテク化は、そのままハイルーフの居住空間の利便性に直結している。最新のトラックではメーターパネルやセンターコンソールが、液晶デジタルディスプレイ化されており、Bluetoothなどへの対応は当然のものになった。一部の先進モデルや海外勢に続き、国産勢でもベッドエリアのリモコンスイッチの高度化が進んでいる。

 ドライバーは寝台に横たわったまま、手元の液晶コントローラーや専用スイッチで、室内のLED照明の調光・オーディオの操作・パーキングヒーターやクーラーの温度調整・窓の開閉などといったことまで、ワンタッチで行うことができる。

③AC100V電源システムと高出力インバーター

 スマートフォンの充電程度であればUSBソケットで十分だが、最新のハイルーフ車は大容量の純正インバーター(AC100V・最大1000W〜1500W級)を備える例が増えている。これまでは電圧の関係で諦めていた家庭用の高出力家電が、そのまま使用可能になったわけだ。車内には最初から電子レンジや電気ケトル、小型冷蔵庫をスマートに格納できる専用のスペースを用意している車種も登場した。

④マルチファンクション・ベッドシステム

 体を休める寝台も、デジタルや人間工学の力で進化した。背もたれ部分がリクライニング機能をもつものが登場しているのだ。これにより、ソファにも変形。タブレットで動画を視聴したり、書類仕事をしたりする際のリラックスチェアとして使えるわけだ。また、多人数運行(ツーマン運行)を想定したモデルでは、ハイルーフの天井高を活かした電動昇降式の2段ベッドが採用されており、スイッチひとつで上部ベッドが降りてくるなど、限られた空間を有効活用するギミックが詰め込まれている。

 このように、最新のハイルーフ装備はトラックのパーツという枠を大きく超えたといえよう。これはもう、「長距離ドライバーの健康と、プライベートな時間を守るための生活インフラ」だといっても過言ではない。これはすなわち労働環境の改善であり、トラックドライバー不足解決の一助になるのではないかと期待されている。

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