
この記事をまとめると
■チューニングやドレスアップの世界でシート交換は人気カテゴリーだ
■日本のスポーツシートメーカー「BRIDE」は海外からも人気が高い
■BRIDEのシートに大柄な人向けの新作が加わった
絶妙なシート幅の新作が登場!
日本を代表するスポーツシートメーカーであるBRIDE(ブリッド)は、ここ数年で海外からの注目がより増している。というのも、今は世界各地で日本のスポーツカーが注目されているのと同軸で、日本発のパーツブランドもまた熱狂的に支持されている。いわゆる「JDM(Japanese Domestic Market/日本国内向けに設計・販売される自動車や、その純正部品・市場そのものを指す言葉)」だ。
その筆頭とも言えるのが、スポーツカーには欠かせないスポーツシートだ。運転する際に体を支えてくれる効果的なパーツであり、クルマの外から見ても目立つので、機能性向上的な意味でもドレスアップ的な意味でも、シート交換は昔から定番となっている。
そのスポーツシート界におけるJDMパーツこそがBRIDEなのだ。
そんなBRIDEでは現在、モータースポーツシーンで支持されている、角度調整などができない硬派なフルバケットシートや、角度調整可能な使い勝手のいいセミバケットシート、さらにはトラック向けのシートなどさまざまな商品を展開している。
なかでも売れ筋なのが、フルバケットシートのラインアップでもっともオーソドックスなジータⅣだ。2019年に販売されたこのシートは、先代のジータⅢから剛性などをさらに高めたほか、モータースポーツシーンでは欠かせない安全装備「HANS」に対応した設計になっているなど、プロユースも意識した本格派フルバケットシートとして登場した。
しかし、BRIDEは日本発のシートメーカーということもあり、このジータⅣは売れ筋ながら、日本人の平均的な体格に合わせて設計されていた。なので、メーカー的には身長165cm〜175cm・体重80kg程度のユーザーまでが守備範囲となっている。よって、大柄な人や、タイトすぎるのが苦手という人には、シェルの形状などが異なるジーグⅣワイドなどが推奨されていた。しかし形状的に「ジーグⅣが合わない」という人も少なくなかった。
逆に小柄な人や女性向けのシートは、ジータシリーズに設定されていただけに、あとはジーグⅣとは別形状で大きいタイプが加われば、BRIDE的には完璧な布陣となるわけだ。
そしてついにBRIDEのフルバケット製品群に、待望のワイドモデルが誕生した。それが、「NURMAN(ニュルマン)」である。このシートの特徴はなんといっても、大柄な人やタイトなシートが苦手というユーザーに向けた設計になっている点にほかならない。しかも、今までのシートから交換してもポン付けできるように、標準モデル(FO、LF等)のシートレールにも対応した設計である点も見逃せない。
さらに、一部例外もあるそうだが、走り好きに人気の高い一方で、車内空間が限られている現行型ロードスターにも無加工で装着できる点も嬉しい。ロードスターにつけられるのだから、車内が比較的タイトなほかの車両にもそのまま取り付けできるはずだ。
なお、フルバケットシートを装着した際、リヤシートがあるクルマだと保護カバーをつけないと車検に適合しないのだが、この「NURMAN」は、最初からカバーが付いているバックレストハーフカバー仕様となっている点もポイントだ。ちなみにこの「NURMAN」、ハーネスを通すベルトホールがジータⅣクラシックや、先代モデルのジータⅢなどでも使われていた細身のタイプとなっており、スタイリッシュに見える点も、マニア的には見逃せない要素だ。
サイズ感は、標準のジータⅣよりも腰部分の内寸が約20mm、腿部分の内寸が約10mm広いとのこと。
また今回はこの「NURMAN」に、本革製品に近い質感を持つ、汚れにくい合成皮革「NUGRAIN(ヌグレ)」を採用した「NURMAN NUGRAIN(ニュルマン・ヌグレ)」も設定された。この生地はスポーツ用品メーカーであるアキレスが手掛けた高触感表皮材となっている。性能はそのままで質感が高いという、プレミアムカーにピッタリの逸品と言える。
「NURMAN」は、骨格となるシェルがカーボン製となり、価格は23万3200円〜24万4200円で4色展開。「NURMAN NUGRAIN」は26万700円で1色展開だ。
我慢してジータⅣを使っていたユーザーはもちろん、「今のでもいいけどもう少しゆったりしたサイズがほしい」と思っていたユーザーにとってはこの秋必見のアイテムとなりそうだ。
