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“ちょうどいい軽”を狙ったスズキ初の軽乗用EVは212万円から! 26kWhで310km走る「eスカイ」は実用性もコスパもバッチリだ

“ちょうどいい軽”を狙ったスズキ初の軽乗用EVは212万円から! 26kWhで310km走る「eスカイ」は実用性もコスパもバッチリだ

この記事をまとめると

■スズキがブランド初となる軽乗用EVの「eスカイ」を発表した

■軽量化や空力性能を徹底追求して26kWhのLFP電池でWLTC 310kmという省電費を実現

■eスカイの価格はベースモデルとなるA(受注生産)が212万円からとなる

スズキの軽乗用EVはやっぱり安かった

 2026年10月6日、スズキはブランド初となる軽乗用バッテリEV(BEV)「e SKY(eスカイ)」を発表した。小型クロスオーバーEVの「eビターラ」、商用軽EVの「eエブリイ」に続く同社の電動化戦略第3弾であり、満を持して投入される本命の軽乗用モデルだ。

 日本のモビリティを長年支えてきたスズキが送り出す軽乗用EVとは、一体どのような仕上がりなのか。その全貌を速報でお届けする。

目指したのは「ちょうどいい軽」

 スズキがeスカイの開発にあたって掲げた根幹のテーマは、「EVである前に、まず優れた軽自動車であること」だ。開発コンセプトである「Easy to Switch!(いつもの軽から、無理なくEVへ。毎日を変えずに、走りを変える)」が示す通り、先進性を過剰に誇示するわけでなく、これまでガソリン軽自動車に親しんできたユーザーが違和感なく移行できるクルマ作りが徹底されている。

 ボディタイプには、昨今のトレンドとなっているスーパーハイトワゴン(スライドドア)ではなく、ワゴンRに代表されるオーソドックスなハイトワゴン(ヒンジドア)を採用。全長3395mm×全幅1475mm×全高1625mmという扱いやすいサイズ感と、最小回転半径4.4mという抜群の小まわり性能を実現し、まさに日本の道路環境とユーザーの生活にジャストフィットする「ちょうどいい軽」を体現している。

26kWhで310kmの航続可能距離

 EVを検討するにあたり、ユーザーの最大の関心事となるのが航続可能距離だ。eスカイが搭載するバッテリーは、安全面とコストパフォーマンスに優れた容量26kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池。無理に大容量バッテリーを積み込んで車重やコストを膨らませる手法を避け、新開発の軽EV専用プラットフォームと、自社開発の軽量・小型な3-in-1駆動ユニット「eAxle」を採用し、さらにボディ床下の整流など細部にわたる空力追求により、交流電力量消費率97Wh/kmという国産EVトップレベルの省電費を実現した。この徹底した効率化により、WLTCモードで一充電走行距離「310km」という圧巻の航続可能距離を達成している。

 また、充電性能は普通充電(3kW/6kW)に対応し、50kWの急速充電であれば約25分で80%までの充電が可能だ。車内暖房には省電力なダイレクトヒートポンプを採用し、冬場の航続距離低下を抑える配慮がなされているほか、アウトドアや非常時に重宝するAC100V/1500Wの電源コンセントも完備している。

親しみやすく優しい内外装デザイン

 愛らしいスタイリングデザインのキーワードは「スマート・アイコニック・コージー」。フロントマスクはアッパーグリルを持たない優しい表情で、デジタル数字をモチーフにした個性的で愛らしいLEDシグネチャーランプがeスカイに独特なキャラクターを与える。サイドビューに走る弓なりのショルダーラインは、スズキ初の量産軽自動車「スズライト」へのオマージュであり、伝統と先進が融合した佇まいを見せる。

 インテリアは、インパネからドアトリムまでがシームレスに連続する包み込むような造形を採用。国内向けスズキ軽自動車として初採用となる10.1インチの大型ディスプレイオーディオや、陶器をイメージしたやわらかな質感のインパネトレイが上質な室内空間を演出する。

 最高出力47kW(約64馬力)、最大トルク135Nmを発揮するモーターによる力強い走りに加え、アクセルペダルのみで加減速をコントロールできる「イージードライブペダル」やステアリングヒーターなど、快適装備の充実ぶりも抜かりがない。

ライバルに対しても競争力ある価格設定

 スズキeスカイの価格はベースモデルで受注生産となる「A」が212万円、中間グレードの「G」が239万円、最上級グレードとなる「X」が279万円。いずれも駆動方式はFFの2WDとなる。ここに国から交付される「CEV補助金」(車種により上限55万〜58万円)、さらに地方自治体によってはさらに独自補助金を併用できるため、ライバルに対してもかなり競争力のある価格設定となっている。

 スズキが満を持して解き放つ「eスカイ」は、EVであることを特別に主張することなく、あくまでユーザーの日常に寄り添う「ちょうどいい軽」として磨き上げられた1台だ。日本の軽自動車市場に新風を吹き込む注目のニューカマーとして、今後の市場動向から目が離せない。

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