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豪雨時のタクシー待ち行列に違和感! 帰宅困難者を生む「クルマは冠水路でも大丈夫」という危険すぎる過信 (1/2ページ)

豪雨時のタクシー待ち行列に違和感! 帰宅困難者を生む「クルマは冠水路でも大丈夫」という危険すぎる過信

この記事をまとめると

■豪雨による冠水時でのタクシーの運行継続には大きなリスクが伴う

■運転士の安全を優先した運行停止は致し方ないといえる

■無人運転タクシーも水没のリスクは避けられないだろう

豪雨で問われる交通インフラの課題

 8月13日夕方から14日未明にかけ、千葉県内後半に大きな被害を及ぼした平成8年千葉県豪雨(以下千葉県豪雨)は記憶に新しいところだ。その後も至る地域にて線状降水帯などの影響での豪雨が発生し、道路冠水により水没車両が大量に発生した。かくいう千葉県もその後本稿執筆時点では豪雨被害が続き、千葉県豪雨も合わせれば大きな被害の出た豪雨に3回ほど見舞われている。

 このような気候変動の影響も示されるような豪雨被害はなにも日本だけ顕著に増えているわけではない。お隣の韓国や中国、そして東南アジアのタイ、さらにはアメリカの一部など、数え上げたらきりがないほど世界では発生している。

 話を戻せば、千葉県豪雨にて尋常ではない台数のクルマが道路上で水没したのことが報道されているのにもかかわらず、車両水没被害は全国的に被害が減らないように筆者には見えている。ある事情通は「短時間に尋常ではない雨が降る豪雨なので逃げ切れないという部分はあるのでしょうが、豪雨被害の報道があっても他人事としか理解できず、クルマは冠水路でも立ち往生することはないという過信がまん延していることも大きいように見ています」とのことであった。

 先日首都圏を台風がかすめたとき、どうしても外出しなければならない用事があった。幸い筆者の居住する内陸部は、沿岸部に比べればときおり雨足が強まる程度でとくに警報が出ているわけでもなく、試しに呼んでみたところ配車されたので、タクシーで出かけることにした。

 乗車すると車内での話は台風の行方が話題となるのは必然のことであった。「こちらへくる途中すでにマンホールから水柱が出ているところがありましたよ」とは乗車したタクシーの運転士。「今日は朝から車載ディスプレイに会社から『無理をしないで』とか『冠水路には十分気をつけて』といったメッセージが入り続けていますよ」とも語ってくれた。千葉県豪雨では県内のタクシーでも200台ほど水没被害に遭っているとのことなので、水没して不動車となれば車両だけではなく、稼働台数が減る損失は計り知れないのでついついタクシー会社は過敏となっているようである。

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