
この記事をまとめると
■工具や洗車用品からホイールや撮影機材までクルマ好きの出費は多岐にわたる
■買っただけで使わない道具や短期間で手放すパーツなど無駄な出費も少なくない
■購入目的や使用頻度を意識すれば出費を抑えながらカーライフを楽しめる
愛車への投資はどこまで必要?
クルマが好きだと、なぜかお金が出ていく。気づけば工具箱はプロ顔負けの充実ぶり、ガレージの棚はケミカル用品でぎっしり、積ん読の自動車雑誌は天井まで届きそうな勢い……。「これは必要な投資だ」と自分にいい聞かせながら買い続けてきたアレコレが、じつはほとんど使われていないという現実に、ふと気づく瞬間があります。今回はそんな、クルマ好きなら思わず苦笑いしてしまう「無駄とわかっていてもやってしまう出費あるある」を10個ご紹介します。懐が痛むのは確かですが、それがクルマ好きというものでもあります。
① 使わないのについ買ってしまう「工具沼」
「いつか使うかもしれない……」この言葉は、工具沼へと引きずり込む悪魔のささやきです。スナップオンやKTCといった一流ブランドの工具は、もっているだけでも気分が上がりますし、「プロも使う工具をもっている自分」に妙な満足感を覚えてしまいます。ソケットセット、トルクレンチ、デジタルノギス……気づけば工具箱は立派なものに育っているのに、実際に使うのはラチェットとメガネレンチの2〜3本だけ、なんてことも。
工具そのものの品質は本物ですし、長く使えばもとは取れます。ただ、使わない工具はいくら高価でも道具としての意味を果たしません。「次のクルマいじりで必ず使う」と心に誓いながら、また新しい工具をポチってしまうのもまた、クルマ好きの性というもの……かもしれません。
② カーシャンプー・ケミカル用品の大量購入
洗車ケミカルの沼は、工具沼と双璧を成す沼のひとつです。コーティング剤だけでも「下地処理用」「ガラスコーティング用」「トップコート用」と用途別にそろえはじめるともうどうにも止まらない。さらに鉄粉除去剤、樹脂復活剤、ホイールクリーナー、タイヤワックス、ガラス撥水剤……「もっとよい商品があるはず」というクルマ好き特有の探求心が、次から次へと新製品を手に入れていきます。
その結果、ガレージの棚が未開封・使いかけのケミカル用品で埋まっていくのです。商品自体は決して悪くありませんし、愛車をきれいに保ちたいという気もちは痛いほどわかります。ただ、1本のカーシャンプーを使い切る前に次を買ってしまうサイクルを繰り返していると、出費だけがかさんでいきます。ここは「まず手もちを使い切る」という鉄の意志が必要です。
③ 結局ノーマルに戻すオチがつくホイール沼
「このホイールを履かせたら絶対にカッコいい! 」という確信のもと、数十万円を投じて社外ホイールに交換したものの、1年も経たないうちに「なんかイメージと違う」あるいは「やっぱりノーマルのほうが似合う」という結論に至ってしまう。これは決して珍しい話ではありません。社外ホイールは装着するクルマとの相性、タイヤとのバランス、乗り心地への影響など、カタログやSNSの写真だけでは判断しきれない要素が多いのです。
いざ売ろうとすると、ホイールの中古買取価格は新品購入価格の半分以下になることもざらで、「差額でディズニーランドに行けたな」と気づくのはあとの祭りです。ホイール選びは焦らず、できれば同じ車種のオーナーたちのリアルな声を参考にしてからにするのが賢明です。AIを活用して愛車とのマッチングイメージを試してみることもおすすめします。
④ 積みっぱなしのドラレコ・カーグッズ
Amazonのタイムセールを眺めていると、なぜか「今買わなければ損」という気分にさせられます。ドライブレコーダー、スマホホルダー、シートバックポケット、スマートキーカバー……。セール価格に背中を押されて購入ボタンを押したものの、「取り付けは今度の休みに」と後まわしにしているうちに段ボールが助手席の足もとで眠り続ける。こんな経験をおもちの方は少なくないのではないでしょうか。
とくにドライブレコーダーは「配線処理が面倒」という心理的ハードルから、開封すらされないまま数カ月が経過するケースもあります(まさに筆者がそうです)。自分のことを棚に上げていえば、買ったこと自体は無駄ではありませんが、使わなければ意味がありません。購入前に「すぐ取り付けられるか」を自問するひと手間が、積みっぱなしを防ぐ近道です。
⑤ 読まない自動車雑誌・積んだままのミニカーやプラモデル
本屋の新刊コーナーで「新型車の全情報!」という見出しに引き寄せられ、気づけばレジに並んでいる。しかし家に帰ると気になる記事だけをざっと読んで、あとは「あとでじっくり読もう」と積み重ね、未読の雑誌が塔のようにそびえ立つのはよくある光景です。
ミニカーやプラモデルもしかり。「この1台は別格だ」「ここで買わなければ次にいつ手に入るかわからない」と、購入するたびに神のお告げを信じた(?)結果、飾り切れなくなった箱が押し入れを占領している、なんて人も少なくないはず。気づけば部屋のなかは「積ん読」と「積みプラ」、未開封のミニカーであふれかえることに。雑誌はさておき、ミニカーは「年に何台まで」と上限を決めるなど、自分なりのルールを設けることをおすすめします。
