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ネットなら安く買えるのに……クルマ屋が「もち込みパーツ」の取り付けを嫌がる3つの理由

ネットなら安く買えるのに……クルマ屋が「もち込みパーツ」の取り付けを嫌がる3つの理由

この記事をまとめると

■パーツをもち込んでショップに作業してもらうことはトラブルの原因となりがち

■利益が得られないため工賃を割り増しにするショップも多い

■購入前に取り付けを依頼するガレージへ確認することが重要

もち込みパーツはトラブルの温床

 タイヤなどのカー用品をネットで買って、近所のガレージに交換・取り付けをお願いしようと思っても、保証がつかなかったり、中古パーツは断られたり、そもそももち込みパーツの取り付け作業はNGというケースが少なくない。

 ネットなどで調べれば「もち込みパーツ・取り付けOK」といったショップも見つかるが、ディーラーをはじめ大半のお店は、純正・社外品、新品・中古にかかわらずもち込みパーツの取り付けを歓迎していない。なぜもち込みパーツの取り付けは嫌がられるのか。

 一番は、もち込まれる部品の素性がわからないからだろう。ボルトオンで装着できると謳っていても、微妙に寸法が合わず加工が必要だったり、装着に必要なショートパーツや配線などが入っていなかったり、年式やグレードの違いで適合違いだったり、特殊工具が必要なケースがあり得るからだ。

 さらに作業後に不具合が出ても、それがパーツの問題なのか取り付け作業の問題なのか、責任の所在が明らかにできないのも大きい。

 ガレージが自ら手配した新品パーツであれば、初期不良でもメーカー保証で対応してもらえるし、パーツに問題がなければ取り付けのトラブルだと断定できるので対処もしやすい。それに対しもち込み部品、とくに中古パーツは、装着後に異音が出たりすぐ壊れたり、といったさまざまなトラブルが出てもおかしくない。

 新品でも海外の粗悪品の場合、初期不良が出てトラブルシューティングに追われたり、取り付けだけでも想定以上に工数がかかり、工場の作業予定が狂ってしまう可能性もある。こうしたリスクを避けるために、もち込み部品の装着を断ったり、パーツ取り付け後の不具合については初期不良を含め一切ガレージ側が保証しないことを条件としているケースも多い。

 もうひとつは、ガレージ側の利益が減るためだ。ショップはパーツを仕入れて、それに利益を乗せて販売することで儲けている。パーツ販売の利益なしで作業工賃だけとなると金額的に割が合わなくなるので、もち込み作業OKのショップでも、お店で購入したパーツと比較して1.5~2倍の割り増し工賃を請求されるのが一般的となっている。

 ショップも営利目的の企業なので、損をすることはしたくないし、なによりメカニックもプロなので納得できる仕事がしたいし、なによりお客には喜んでもらいたいと思っている。だからパーツも自信のあるものを勧めたいし、作業にも責任をもつ。それゆえに、もち込みパーツの交換・取り付けはあまり歓迎されていないのだ。

 とはいえ、ネットオークションやネット通販のメリットはたしかにあるし、中古部品しか入手できないものもあるので、もち込みパーツでの交換・装着を考えている人は、パーツを購入する前に引き受けてくれそうなガレージに相談し、条件等を確認してから発注するようにしよう。

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