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【パイクスピーク2016】ヒュンダイの「プリウスキラー」アイオニックがパイクスを上がる

【パイクスピーク2016】ヒュンダイの「プリウスキラー」アイオニックがパイクスを上がる

EVバージョンのヒュンダイ・アイオニックが撮影用に持ち込まれた

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの昨年の覇者、DRIVE eOチームの車両ボディサイドおよびフロントの翼端板には「HYUNDAI」、そして「PROJECT IONIQ」というロゴが入っている。

ラトビア共和国のマシンに、ヒュンダイがかかわっているのか? と思いきや、実のところ実際のDRIVE eOのマシンとの関連は全くない。これはマシンをドライブするリース・ミレン選手の持ち込んだもの。

ミレン選手は長年ヒュンダイのスポンサードでレースを展開している。実際に以前はヒュンダイ・ジェネシスを使ってレース活動を行なっており、市販車ジェネシスへのフィードバックも行なっていたという。そういった関係から、このDRIVE eOのマシン「eO PP100」にもHYUNDAIロゴが貼られているのだという。

「PROJECT IONIQ(プロジェクト・アイオニック)」とあるが、アイオニックとは2016年1月に発表された車両で、同じプラットフォームでピュアEV、プラグインハイブリッド、ハイブリッドという3モデルがラインナップされる予定の車両。そのプロモーションの活動名を指すようだ。ちなみにアイオニックについて、ミレン選手は開発には携わっていないという。

そのアイオニックがパイクスピークにやってきた。フロントがグリルレスとなっているこのモデルはEVバージョンである。

まだ正式発売されていないこともあって、車体にはまだ車名ロゴのバッヂもついていない(この車両はフリートモデルということになる)。

 この日、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのルートを、ミレン選手が乗ったアイオニックで駆け上がる動画を撮影をするために持ち込んだ、という。この動画はGTチャンネルで近いうちに視られるだろう。

 (写真:青山義明)

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